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August , 2017
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オーラ漂う深い照り!絶品の広東式釜焼きレバーにノックアウト~磨由子のグルメ散歩~

2015年6月27日(土)10時00分更新
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 メインとなるのは広東式の釜焼き肉。広東式ではあるけれど、香港でよくあるスタイルとして取り入れたのだとか。こざっぱりとした味つけの肉はスイスイとお腹に納まって、いくらでも食べられてしまうから困りものだ。

 飲み物は自然派ワイン。それ以外にはソフトドリンクしか選択肢がない、そんなシンプルな店だ。ジャンルとしては中華料理店になるのかもしれないけれど、メニューは多くはないし(デザートもない)、レストランとワインバーの中間の店と考えた方が良さそう。

 人気だという「皮付き豚バラ肉のクリスピー焼き」は皮があまりにクリスピー!超サクサクのパリッパリで、やみつきになる逸品だ。脂身部分も脂臭さが全くない。添え物の塩茹でピーナツとズッキーニのマリネもまたこざっぱり。

 チンゲン菜に似た広東白菜のスープがけをサラダ代わりに挟み、「炭火焼きアヒル」も。そして、「鶏レバーの釜焼き」。油断していたけれど、実はこの大ぶりなレバーこそ隠れた真打ちだった。やけに厚みのある照りと身の締まり具合が落ち着きはらった武道の達人のような佇まいを感じさせ、風格すら漂わせている。

 覚悟を決めてパクッといくと、噛み切った前歯の感触では、やや火が通り過ぎ?と思うものの、噛みしめるうちに重みのあるクリーミーな食感に。クセも臭みもやはりなく、コクも硬さも、絶妙とはまさにこのこと!うおぉ、バッサリ斬られた!これまで食べたどのレバー料理とも違う。炭火&釜の効果とそれを扱う料理人の腕の賜物なのだろうなぁ。

 店の扉の上に「g.g.Lacky」というネオンサインがあるので、それが店の名だと思って通り過ぎないように御用心。g.gはオーナーが以前やっていた伝説のワインバー「グレープガンボ」を指し、Lackyはイコール、店名の「楽記(らっき)」なのだそうだ。予約をすればテイクアウトも可能で、残した料理は包んでくれるサービスも。次は4人以上で訪れて、食べ損ねた鳩にたどり着きたい。

 

※お料理との出会いをより感動的にするため、写真はあえて載せません

 

東京都渋谷区神宮前3-7-4 03-3470-0289 東京メトロ銀座線 外苑前駅(P無) 「鶏レバーの釜焼き」 900円