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August , 2017
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放送開始から38年 英BBC人気番組「トップ・ギア」が突然終了した訳

2015年6月29日(月)07時05分更新
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中央のジェレミーとリチャード(左)、ジェームズ(左から3人目)

中央のジェレミーとリチャード(左)、ジェームズ(左から3人目)

 日本でもCSやBS局で放送され、根強い支持を受けていた英BBC制作の自動車バラエティー番組「トップ・ギア」の最終回が現地時間28日夜、放送され、世界中のファンに別れを告げた。しかしそこには、おなじみの出演者3人の中心人物、ジェレミー・クラークソン(55)の姿はなかった。

 もともとは新車などを紹介する情報番組として、1977年に30分枠でスタート。88年のシーズン20からはジェレミーが出演。ユーモアと毒舌で高視聴率を稼ぐ、人気番組となった。

 その後、2003年からはジェレミーに加え、リチャード・ハモンド(45)とジェームズ・メイ(52)の3人で番組を進行するスタイルが確立して国民的番組に。

 BBCは日本でいえばNHK。つまり英国の公共放送だ。そんなお堅いハズのテレビ局による制作にもかかわらず、番組では3人がやりたい放題。試乗テストで出来の悪い車を爆破したり、メーカーをけちょんけちょんにけなしたり、とスポンサーが無い分、何の遠慮もない発言のオンパレード。

 そんな“独断と偏見”による番組作りが視聴者の支持を得ていた。

 ところが今年春、番組制作をめぐり、ジェレミーとBBCが対立。とこもあろうに、ジェレミーがプロデューサーの顔面を殴りつけるという暴行を働き、契約半ばでクビになるという一大事が起きたのだ。

 そんな中、BBCはリチャードとジェームズの2人には好条件で契約更新を求めたが「僕らにとってジェレミーのいない『トップ・ギア』は有り得ない」と断固拒否。英国屈指の長寿番組は最終回を迎えた、というわけだ。

 最終回でリチャードとジェームズは悲しみを隠しきれない様子で、視聴者に番組の終わりを告げた。また、ジェレミーはツイッターで「こんな形で番組が終わることになってごめんなさい」と謝罪のコメントを発表した。