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August , 2017
Friday


パクチー山盛り!インパクトの強い創作冷やし中華~磨由子のグルメ散歩~

2015年7月18日(土)09時00分更新
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 民家をそのまま使っているそうで、大きな通りに立ち並ぶ飲食店のただの1軒でありながら、やけに存在感がある。特に2階の座敷席は昭和の居間そのものだから、ゴロリと横になっても許されそうな、そんな雰囲気の居酒屋だ。

 ひとまずカウンター席に腰を下ろすと、目の前のネタケースに巨大なアスパラガスが。30㎝はある(A4用紙をあてて確認)。リクエストしたら天ぷらにしてくれたので、揚げたてを口に放り込む。甘い汁気がじゅわり!シャクシャク、ホクホクな歯触りもボリューミー。

 次に、「ローストビーフとパクチーの冷やし中華」をハーフで注文。おわっ、パクチーが小さな森のようにこんもりと!しかも活きが良い。香味野菜が大好きなので、思わず小さく拍手。ハーフといっても半人前以上ありそうだ。早速、パクチーをわさわさとほぐしながら麺と混ぜ合わせてすすりあげると、ガッツリとパクチーの香り!口の中を爽やかな一陣の風が・・・。一瞬にして、梅雨時の不快さを忘れてしまった。

 パクチーと麺の間に潜り込んでいるのは、ほんのりとピンク色をしたローストビーフ。5枚もあるのが有難い。汁は甘酸っぱい醤油ベースで麺は定番の中華麺。ベースが王道なおかげで強烈なエスニックテイストが良い具合に落ち着いて、和風居酒屋のドリンクにもマッチしていた。

 以前、表に貼り出された手書きメニューに別の冷し中華を見たと料理長に伝えたら、店に入ったその時々の食材を合わせて作っているとのこと。最近だとシラスと大葉の組み合わせなんかもあり、大葉もやはりどっさりと乗っていたそう。

 つかの間の話し相手になってくれた若い女性客と店を出て、日干し中の梅干しや皮がツヤツヤの水ナスなどが並ぶのを眺めたあと、軽く手を振って別れた。彼女もフラリと立ち寄ったのだとか。「田舎で育ったせいかな。ココ、気に入りました」と言い、この「都夏(つげ)」を、近く上京する父親との食事の場に決めたらしい。

 

※お料理との出会いをより感動的にするため、写真はあえて載せません

 

東京都世田谷区代沢5-29-16 03-3410-8237 京王井の頭線・小田急小田原線 下北沢駅(P無) 「ローストビーフとパクチーの冷やし中華(ハーフ)」 550円</h1