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October , 2017
Thursday


役にたたない英語おせーたる(86)政治感について

2015年7月18日(土)09時00分更新
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 大統領候補が次々と出馬を表明し、選挙活動に乗り出している。大統領選はお祭りだ。メディアが派手な候補ばかりを取り立てて、地味な候補、例えば、Green Party(緑の党)のDr. Jill Steinなど、大手メディアではまず取り上げられない。いい年になるまで、アメリカはDemocrat(民主党)とRepublican(共和党)のtwo-party system(二大政党制)だと思い込んでいたが、実は細かい政党が複数存在するのだ。大手メディアのおかげで視野が狭くなっていた・・・なんて、自分の無知をメディアのせいにしたりして。

 それはさておき。先日、同僚と話をしていたら、テレビで流れていたニュースに、大統領選に出馬表明している不動産王のDonald Trump(ドナルド・トランプ)が出てきた。ふとそちらに気を取られ、”Donald Trump is running for president again.”(ドナルド・トランプ、また出馬してんだね)とつぶやいてみた。ちなみに、トランプ氏は共和党。

 同僚は見るからにconservative(保守派)。言われなくてもRepublican supporter(共和党支持者)だと分かる。

 私のつぶやきに反応した同僚が”Many people are underestimating Trump. But he has potential.”(トランプは過小評価されているが、彼は可能性を秘めている)と言い、私のpolitical view(政治観)を聞いてきた。

 “I’m not a citizen here, and I don’t have the right to vote. I don’t have any political preference.”(この国の市民じゃないし、投票権もないねん。せやし、政党の好みもないよ)と軽く流した。

 すると、”But still, you have a particular way of seeing things, don’t you?”(でも、特定な物の見方はあるでしょ?)と食いついてくる。う~む、よっぽど政治の話をしたいらしい。あまりnonpolitical(ノンポリ)なふりをするのも…と思い、”I feel more like liberal.”(どっちかっていうとリベラルかな)と軽く流しておいた。Liberalはconservativeの反対に位置する政治観である。

 しばらく経ったある日、カフェテリアで雑誌を読んでいたら、その同僚が現れ、”Are you reading Mother Jones?! You are super left!”(『マザージョーンズ』を読んでるのか?! 超左派じゃないか!)だって。

 Mother Jonesは私が購読している社会派雑誌で、確かに左寄り。Mother Jonesという雑誌のタイトルは、Mary Harris Jones(メアリー・ハリス・ジョーンズ)という19世紀後半から20世紀初めに活躍した労働活動家の通称に由来する。そりゃあ、左だわ。

 かなり左に振れているものを読んでいるところを見られ、同僚に「偏ったやつだ」と思われるのもしゃくなので、”I’m also subscribing to the Wall Street Journal to keep balance of my view.”(視野のバランスを考えて、『ウォール・ストリート・ジャーナル』も購読してんねん)とくぎを刺した。

 “The Wall Street Journal is a good paper, though it’s not conservative enough in my opinion.”(『ウォール・ストリート・ジャーナル』はいい新聞だ。僕に言わせれば、それほど保守じゃないがね)と、くぎを刺し直された。

 確かに。だからliberalな私にも読みやすいんだよね…。