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January , 2018
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必食!中落ち80円、あら煮180円!激安マグロ料理は庶民の味方~磨由子のグルメ散歩~

2015年8月29日(土)09時00分更新
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 最近、漁港風の海鮮居酒屋が増えている。どこもそれなりに鮮度が良さそうだし、価格もお手頃そうだ。ある晩、そんな店に連れて行かれた。「ココだよ、ココ!」と幹事が言う。

 ビールを片手にまずは定番の刺身盛りを。白身、赤身、貝類、なめろうなど旬の多彩なネタがいっぱい大皿に乗って1380円!でもう、見るからにツヤッツヤのプリップリ。本当の漁港の酒場に引けを取らないコスパの良さなのでは。

 一方、激安を超えたメニューもあって、例えば『あら煮』はなんと180円(この日はマグロ)。サイズ的に当たりハズレはあるものの、良心的なこの店では最小でもちゃんと食べでのある量が出て来るので、心配ご無用。この後に来た『マグロの中落ち』も同様だ。

 それにしても、この中落ちが少々変わっている。目の前に大きな骨がドンと置かれ、それを客自身がセルフサービスで身をこそげ取る、というやり方。1人1皿出て来たので何かの間違いかと思ったら、そうではないと言う。「だって1皿80円だもん。」思わず絶句!ココだよ、の理由はコレ?よく見ると、周りの客もみんなが手元にそれを置いている。

 ただし、本当に骨周りばかりだからギッチギチの赤身・・・、余り期待せずにとりあえずひと口。「お、これは!」赤身特有の鉄っぽさの中に生臭さは1ミリもなく、こそげてしまえばもちろん食感も柔らかい。心おきなくガツガツとかきこめる中落ち、こいつは素晴らしい!懐が寂しいときの強い味方だ、覚えておかねば。

 1つだけ残念なのは、ついてくるスプーンが作業に不向きなこと。もっと薄手にするかギザギザつきにしてもらえたらうれしいのだけれど。

 天然魚を扱うことに強いこだわりを持つ「丸冨水産」は、都内に5店舗を構えている。実はタラのコロッケやマグロの立田揚げなどの揚げものも絶品だった。衣の具合も揚げ方も申し分ない。生、煮物、焼き物、揚げ物に至るまで手抜かりなし。贔屓にする気持ちがよくわかった。

 

※お料理との出会いをより感動的にするため、写真はあえて載せません

 

東京都港区新橋3-23-1 03-5402-7733 JR・東京メトロ・都営・ゆりかもめ 新橋駅(P無) 「マグロの中落ち」80円、「あら煮」180円