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July , 2017
Friday


役にたたない英語おせーたる(96)「あなた、これやってリスト」って?

2015年9月26日(土)09時00分更新
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 週初めは”How was your weekend?”(週末はどう過ごしたの?)が飛び交うのが普通だ。日本だと、よっぽど親しい友人でもない限り、週末の過ごし方など聞かない(よね? 私の記憶違いか?)。

 尋ねる側は詳細な情報を求めているわけではなく、”How was your weekend?”を話のきっかけに使っているだけ。答える側も、”Good.”(よかったよ)、”Stayed home.”(家にいたんだ)などとさらりと受け流すこともできるし、逆に話したければ週末の出来事を延々と話せばいい。そこから会話が広がっていくのである。

 人の話を横取りしてまで自分の話をするのはrude(無礼)だが、会話に参加するのは良いマナーと考えられている。沈黙はあまり歓迎されない。例えば、日本でエレベーターで他人と乗り合わせると、沈黙することで空間を保とうとするが、米国では逆に、見知らぬ人とでも会話することで場を持たせようとする傾向がある。

 話を週末に戻す。

 この間の月曜日、職場仲間にあいさつ程度に”How was your weekend?”と聞いてみた。先方もあいさつ程度に”Some good, some OK.”(よくもあり、まずまずでもあり)と返してきた。”Just relaxing? That’s good.”(リラックスしてたん? ええやん)と言うと、首を振りながら”Too much honey do’s.”(ハニードゥズばっかり)。

 Honey do’sの意味が分からない。”What’s honey do’s?”(ハニードゥズって何?)と聞いてみたら、”You know, ‘Honey, do this. Honey, do that.’”(ほら、「あなた、これやってちょうだい。あなた、あれやってちょうだい」ってやつだよ)。

 この職場仲間は男性。Honey(ハニー、あなた)は男性に対しても女性に対しても使われる呼びかけの言葉だが、honey do’sは圧倒的に男性へのお願い事を指すようだ。

 しかし、honey do’sとは言いえて妙である。”Ahaha, that’s a good one! I learned a new term.”(あはは、そりゃええわ。新しい言葉学習したわ)とバカうけした次第。

 新しい言葉を覚えたのがうれしくて、家に帰ってパートナーに事の次第を話したら、”There’s the term, ‘honey do list.’”(「あなた、これやってリスト」って言葉もあるよ)とのこと。奥さん(恋人)がだんなさん(恋人)にお願いするchores(雑仕事)やerrands(使い走り)をまとめたリストだ。なるほど、これまた面白い。

 “But honey, please don’t get a wrong idea from him.”(だけど、ハニー、その職場仲間から変に感化されないでね)だと。パートナーくん、君はお願いしたってなかなか重い腰を上げてくれないじゃないか。