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December , 2017
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役にたたない英語おせーたる(99)ハロウィーンのちょうちん

2015年10月17日(土)09時00分更新
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向かって左が私の作品。右はパートナーが「昔ながらのやり方」で彫ったちょうちん

向かって左が私の作品。右はパートナーが「昔ながらのやり方」で彫った愛嬌のある顔のちょうちん

 もうすぐHalloween(ハロウィーン)だ。ご近所さんたちは皆、玄関にpumpkin(カボチャ)を飾っている。pumpkinはHalloweenを代表するdecoration(飾り)なのだ。

 ちなみに、pumpkinとはオレンジ色のでかいカボチャのことで、日本の緑の皮の小ぶりなカボチャとは種類が違う。日本のカボチャもこちらでまれに売られているが、kabocha squashと呼ばれる。

 で、うちもご近所に従い、pumpkinをそのまま玄関に飾っていたのだが、どうせならJack-o’-lantern(カボチャちょうちん)を作ろうということになった。しかし、Jack-o’-lanternなんて作ったことがない私。何からどう手をつければいいのか分からない。

 ということで、パートナーがpumpkin carving kit(カボチャ用彫刻セット)なるものを買ってきてくれた。小型のscoop(スコップ)やsaw(のこぎり)がセットになったもので、carving pattern(彫刻の模様型)もおまけに付いている。patternをpumpkinに貼り付け、その上からpumpkinをくりぬくのだ。これなら素人の私にもできる!

 まず、pumpkinの底を切り落とし、scoopで種と実をかき出す。それから、carving patternに沿って、sawで切り抜いていく。これがなかなかの力仕事。が、全工程約1時間である。

 仕上がったのが、写真の向かって左側のもの。右のはパートナーの作品で、”I’m going to do the old-school way.”(僕は昔ながらのやり方でやる)なんて言って、carving patternを使わずに作ったのである。なかなか愛きょうのあるJack-o’-lanternだ。なにげに丸顔のパートナーに似ている。

 Jack-o’-lanternはJack of the lantern(直訳すれば「ちょうちんのジャック」)の変形。なぜJackなのか? Jackはもちろん男性の名前なのだが、「名無しの権兵衛」を指して使われることもある。暗闇だと、ちょうちんを下げているのが誰だか分からない。「名無しの権兵衛」(Jack)がちょうちんを持っている、つまり、Jack of the lantern「ちょうちんを持った男」ってな具合?

 一説によると、HalloweenにJack-o’-lanternを飾る習慣は、19世紀のアイルランドに始まったようだ。pumpkinの代わりにturnip(カブ)やbeet(ビート)などが使われるらしい。野菜が異なるのは地域の特性によるものだろう。おどろおどろしい顔を彫って、窓や玄関に飾ると、悪霊が家に入ってこれないと信じられたようである。日本で言う、節分のイワシのようなもの?

これが「カボチャ用彫刻セット」なるもの

これが「カボチャ用彫刻セット」なるもの