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マッサビエル 見限るのはまだ早い!!5代母にあの寺山修司も愛した名牝メジロボサツ 

2015年10月22日(木)09時28分更新
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神戸新聞杯は休み明けに加え、出負けした上にスローな流れを大外枠から追い上げるという不利な展開も重なり、13着(2番人気)と大敗を喫したマッサビエル。今回は大きく人気を落としそうだが、それまで4戦3勝と底を見せていなかっただけに見限るのは、まだ早い。何しろ血統的には魅力十分だ。父ハービンジャーは11馬身差で圧勝したキングジョージを含め、重賞5勝は、すべて2400メートル以上というステイヤー。そして祖母はオークス、秋華賞などGⅠ5勝を挙げ、4年連続でJRA賞を受賞した名牝メジロドーベル。血統的には格負けしないだけのものはある。メジロドーベルは、直子からは目立った活躍馬を出せなかったが、孫となるショウナンラグーンが青葉賞を勝ち、昨年の菊花賞では5着と善戦した。朝日杯3歳Sを勝ち、オークス2着、桜花賞ではワカクモ(テンポイントの母)の3着になった5代母メジロボサツ(最優秀3歳牝馬)からは、メジロゲッコウ、メジロヘンリー、メジロマントル、メジロモントレーなど多くの一流馬が出ており、メジロの牝系の中でも最も発展している。今年の安田記念を制したモーリスもメジロボサツの子孫になるが、やはりメジロといえば長距離のGⅠがふさわしい。今年は競馬ファンで知られた詩人で劇作家の寺山修司の生誕80年に当たる。寺山修司が愛したメジロボサツの末裔から、菊花賞馬が誕生することを期待したい。(笹栗康昭)