21
May , 2018
Monday


ウルトラセブンで描かれていた物語は、今の世界を予見していたのかも・・・

2015年10月27日(火)10時30分更新
Pocket

「宇宙人」を熱く語るモロボシ・ダンを演じた森次晃嗣

 「俺はUFOや宇宙人を見た事はないの。でもそれは俺が宇宙人だからじゃないか」と躍(おど)けてみせるのがウルトラセブン・モロボシダンを演じた森次晃嗣だ。

 昭和00年、前年に平均視聴率36%というまさに“ウルトラ”番組だった『ウルトラマン』を引き継いだのが『ウルトラセブン』だった。

 だが、制作サイドの期待値とは裏腹に視聴率は前作より約10%ダウン。27%前後を推移した。

なぜか――。

「セブンは“社会派”、つまり大人向け。“あなたの隣に宇宙人が…”がコンセプトだから子どもは怖くて見られなかった。片やウルトラマンは勧善懲悪で分かりやすい。この差が大きかった」と森次は解説する。

 それでもセブンはブレる事なくコンセプトを踏襲。あくまで社会派を貫いたのだ。

その結果、セブンは再放送から大ブレーク。当時、幼少だった視聴者が年を重ねてから見たそれは非常に内容が濃い作品だったという訳だ。

「セブンは未来の日本を予見し、警鐘を鳴らしていたと思う。M78星群という星から縁もゆかりもない地球人の為に戦った。俺も戦うから地球人(日本人)も戦いなさい。つまり自分の国は自分で守れ、と。今の日本の状況を昭和時代に訴えていたのだからね」(森次)

 北朝鮮や中国など、確かに今の日本を取り巻く国際情勢は深刻だ。この状況を「昭和の時代」に既に訴えていたウルトラセブンから、我々はもう一度学ばないといけないのかもしれない。

  * * * *

 最近話題のUFO書籍『怪奇現象リーディング』(幸福の科学出版)によれば、宇宙人が《もうすぐ「宇宙の時代」が開けることを期待している》と明記されているが、

「3・11や最近頻発する震災をみると『セブンだったらどうやって被害をどこまで食い止められるだろう』と考えてしまう。俺は今でもセブンなんだ」

 と語る森次は、まさにモロボシ・ダンそのもののよう。近い未来、地球にもウルトラセブンが本当に現れるかも・・・