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November , 2017
Wednesday


役にたたない英語おせーたる(107)銀行口座を開く

2015年12月14日(月)01時47分更新
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 私はひょっとするとdifficult person(やりにくい人)なのかもしれない、と、最近思った。そんなつもりはないのだが。ただ、泣き寝入りしない性質なのは認める。

 先日、新しくbank account(銀行口座)を開こうと、銀行に出かけた。その前に、電話でaccountが開けないかと思い、同じ銀行のcustomer service(お客様窓口)に電話をしたが、ダメだったからだ。ま、しょうがない。

 で、行った先で、teller(銀行窓口にいる人)に”Will you help me open an account?”(口座を開きたいのですが?)と申し出たところ、”Do you have an appointment?”(予約は?)と言う。Customer serviceに電話した時、appointment(予約)を入れろとは言われなかったので、していない。私の都合などお構いなしに、“There’s an opening on Friday (at such and such time) and Monday (at such and such).”(金曜日のこの時間と月曜日のあの時間が空いてますけど)。どれも、会社勤めの私が来れる時間ではない。怒りを押し殺しつつ、”They won’t work for me. Is there any way to open an account without an appointment?”(どっちもダメです。予約なしに口座を開けないんですか?)と聞いてみた。すると、”No. I can’t  help you.”(無理です、出来ません)と言い、別の仕事をし始めた。

 頭の中はカチンカチン鳴りっぱなしである。言い方があるだろう、言い方が。”I’m sorry, but everyone is occupied right now. You may have to wait for 30 minutes. Do you mind coming back? When will you be available?”(すみません、あいにく、全員手がふさがっておりまして、30分くらい待っていただかないといけないかもしれません。出直していただけませんか? いつならご都合がつきますか?)とでも、言ってくれればよかったのである。

 その場でmake a scene(騒ぎ立てる)するのもオトナ気ないので、家に帰ってからcustomer serviceに電話した。”How can I help you?”(ご用件は?)と言うので、”Firstly, I want to make an official complaint. I just had a very disappointing experience at one of your branches.”(まず、正式に苦情を申し上げます。お宅の支店で非常に不愉快な思いをしました)。そこからcustomer serviceは平謝りである。詳しく事情を聞いてくるので、「どこどこの支店に何時に出かけたら、女性のtellerがいて、こういうふうに扱われた」と説明した。

 Customer serviceによれば、accountはappointmentなしでも開ける。Customer serviceは私と電話をつないだまま、別のbranch(支店)に電話してくれた。客を失いたくないのだ。Customer serviceの男性はbranchに電話を引き継ぐ前に、”I will take care of the other issue.”(例の件についてはこちらで対処しますので)。苦情は適切に処理するというのである。それから、電話に出たbranchの女性が、”Please drop by after work tomorrow. Either I or Evan will attend you.”(明日、仕事帰りにでもお立ち寄りください。私かエバンが対応します)と言ってくれた。

 翌日、そのbranchに行くと、私がつけたいちゃもんは銀行全体に行き渡っていたようで、「どうぞどうぞこちらへ。お水でもお持ちしましょうか? コーヒーは?」とびっくるするほどの低姿勢。

 口座を開く手続きをしている間も、”I heard you had a disappointing experience at one of our branches. What happened?”(当行の支店で残念な経験をされたと聞きました。何があったんですか?)なんて聞いてくる。

 さらに、手続きが終わって帰り際に、”Please accept this gift of apology.”(お詫びの印のギフトをお受け取りください)と言って、10ドルのギフトカードをくれた。額はしれてるけど「なんとまあ」である。

 customer serviceが私の苦情を真剣に取り扱ってくれたことに感謝する一方、なんだか自分が非常にdifficult personに感じた経験となった。