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December , 2017
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役にたたない英語おせーたる(109)人は見かけによらない

2016年1月2日(土)09時00分更新
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 明けましておめでとうございます。

 いきなりですが、“Don’t judge by appearances.”(人は見かけによらない)とはよく言ったものだ。

 先日、オフィス友のChris(クリス)と休暇の話になった。”Are you going somewhere? Where are you going?”(どっか出かけるの? どこ行くの?)と聞いたところ、”I’m driving to Boston and Connecticut. My sons are living in Boston and other family members are in Connecticut.”(ボストンとコネティカットまで運転していくよ。息子たちがボストンにいて、ほかの家族はコネティカットなんだ)とのこと。

 200人くらいいる私のオフィスは、グループに分かれていて、そのグループがまたいくつかのチームに分かれている。Chrisは私が”Three bads”(3悪)と呼んでいる一人だ。Chrisが所属するチームにはあと2人、bad(悪い)がいるのである。badと言っても、仕事ができない、意地悪、という意味ではない。日ごろ冗談ばかり言っていて、一緒にいて楽しい人たちだ。

 Chrisと休暇の話をしていると、別のオフィス友が話に入ってきた。 “Right, your sons are going college in Boston, aren’t they?”(そうだ、息子さんはボストンの大学に行ってるんだったよね?)。「へえ、Bostonにある大学にいくなんて、できた息子さんだな~」なんて、そのとき思った。というのも、Bostonは米国の一流大学がいくつかある学園都市だからだ。

 その別のオフィス友が続けるに、”Is that Harvard?”(ハーバードだっけ?)。そこでびっくり仰天である。冗談しか言わないこの親父の息子が2人そろってHarvard?! “A black hen lays white eggs.”(黒いニワトリが白い卵を産む=トンビがタカを生む)とはこのことか。

 Harvardは私立大学なので、学費がとんでもなく高い。2人も子供を私立大学にやるなんて、どうやってやりくりしてるんだろう、なんて下世話なことを考えていると、私の心を読んだのか、Chrisが、”Yeah, the sticker price is $150,000 for two a year. Of course, my paycheck cannot pay their fees. So, they are on scholarships.”(2人合わせて年間の学費が定価だと15万ドルなんで、もちろん、僕の給料じゃあ払えない。だから、息子たちは奨学金をもらってんですよ)なんてさらりと言う。15万ドル(1800万円、1人900万円)という学費にも驚きだが、彼の息子がscholarship(奨学金)をもらっているということの方がすごい! scholarshipで一流大学にいっているというのだから、よっぽどできるのである。

 さぞかし、お父さんは鼻が高いだろうと思っていたら、Chrisが続けて、“The oldest is junior and the other is freshman. I have a 12-year-old, too. Hopefully, the oldest one will graduate in a year and get a good job. He will pay my youngest kid’s tuition fees, and I will retire.”(お兄ちゃんが3年生で、弟が1年生。もう一人、12歳がいるけどね。願わくば、お兄ちゃんがあと1年で卒業して、いい仕事に就いてもらったら、お兄ちゃんに12歳の学費を払ってもらうよ。で、僕はリタイヤさ)。

 ははは、Chrisらしいオチである。