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May , 2017
Friday


役にたたない英語おせーたる(110)パーティーのドレスコード

2016年1月9日(土)09時00分更新

 パートナーの会社のパーティーにお邪魔した。日本の会社の集まりとは異なり、こちらでは会社のイベントにはパートナー同伴が一般的だ。

 通常、彼の会社の集まりはいつもカジュアルなので、「いついつにパーティーがあるからね」と言われたときも、「はいはい」と受け流していた。

 パーティー前日の夜になって、パートナーが、”I may have forgot to tell you, but it’s cocktail attire.”(言うの忘れてたかもしれないけど、カクテルパーティー用の正装だから)と言ってきた。cocktail attire(カクテルパーティー用の正装)なんて聞いてないよ!

 cocktail attireは、white tie(ホワイトタイ、正装)、black tie(ブラックタイ、準正装)の次にくるdress code(ドレスコード、服装規定)。男性で言うなら、タキシードを着るほどではないが、スーツにドレスシャツ、女性ならイブニングドレスまでに正装しなくとも、それなりのドレスを着てください、という程度にドレスアップしなければならない。

 そもそもスカートを数えるほどしか持っていない私が、カクテルパーティー用のドレスなんて持っているはずがない。パーティー当日の朝に慌てて、慣れないショッピングに出かける羽目になった。なんとか、それなりのドレスが見つかってよかったが。

 で、パーティー会場には、ドレスアップしている人もいれば、「なんだ、そんな程度でよかったのか」という服装の人もいた。ま、underdressed(軽装しすぎた)よりoverdressed(正装しすぎた)のほうが、劣等感を感じなくて済むけど。

 私たちが着いたテーブルは、大ボスのゴシップで盛り上がっていた。どれくらい遅れてくるのか、何を着てくるのか、何を言い出すのか、などなど。この大ボス、自分が中心でないと気が済まない性質の人で、部下の評判はそれほどよろしくない。

 彼女と遅れて到着した大ボスは、赤のシャツに蝶ネクタイに黒のジャケットといういでたち。彼女も黒のミニドレスに赤のジャケットとコーディネートされていた。

 パーティーは会社のマネジャーたちの慰労会を兼ねていたので、別に誰がスポットライトを浴びるという趣旨ではなかったにもかかわらず、頃合いを見計らって大ボスが壇上に上がり、マイクを取った。何を言い出すのかと思ったら、”My fiancée and I have big news.”(フィアンセと私から大ニュースがあります)。fiancée(フィアンセ)という言葉は彼らが婚約したことをほのめかす。さらに、”We will get married in Australia in April!”(4月にオーストラリアで挙式します!)だって。

 ”Man, he just dropped a bomb.”(あらら、爆弾落としちゃったよ)とは、私のパートナー。同じテーブルの彼のオフィス友たちも一同にしらけていた。会社のパーティーを利用して一挙に注目を集めることができた大ボスは得意満面だったけれど。

 ちなみに、大ボスの彼女、もとい、fiancéeはなんと27歳も年下で、そんな若いお姉ちゃんと付き合っていることも大ボスの自慢の種だそうで、部下たちはあきれている。