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December , 2017
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元大関・増位山太志朗  男唄『男のコップ酒』発売

2016年1月22日(金)05時30分更新
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新曲を発表する増位山

【増位山の唄と相撲】

1970年代に大ヒットした『男の背中』に続く“男唄”シリーズ第2弾『男のコップ酒』を1月26日に発売する増位山太志郎が新年早々、大勝負に出た。

これまでは前作『あき子慕情』(15年5月発売)、ヒットした『冬子のブルース』(14年9月発売)など彼が持つ独特の甘い歌声から女唄が主流だった。それを敢えて今回は封印。元大関らしく“王道”に挑んだのだ。

「元々、男唄は嫌いじゃない。女性の事を歌った曲が続いたので、ちょうど良かった。今回の『男のコップ酒』は演歌調ではないので、サビは張って気持ち良く歌えた」

現役時代より歌手としても活躍していたが、定年を迎えた13年11月以降は歌い手一本。相撲界から芸能界へ土俵を変えた訳だが今でも相撲への愛は深い。先日、急逝した三保ケ関部屋の同僚・北の湖親方について次の様に回想した。

「北の湖さんは三保ケ関親方(増位山の実父)から横綱の振舞いを教え込まれた方。寡黙で人に媚びないスタンスは師匠が“横綱とは”と厳しく躾けられたからです。実際の北の湖さんは誰よりも相撲界発展を考え、それを実行してきた人物。亡くなる直前、横綱・白鵬が栃煌山相手に猫だましをして勝利しました。あの行為に激怒したのは“横綱は威風堂々していなければいけない”という相撲を誰よりも愛している証なのです。大関以下は負ければ陥落もしくは番付を落としますが、横綱は落ちない代わりに引退するしか道がない。(横綱は)力士生命と背中合わせなのです」

増位山が歌う男心――天上界にいる北の湖さんにも届いている事だろう。

  ※   ※

 圧倒的な強さ故、最近では悪評ばかりが目に付く白鵬。だが、彼の素顔は心優しき好青年なのだ。

 昨年末に発売の『正義の法』(幸福の科学出版)に白鵬が懸賞を弟子や裏方に配っている下りがある。増位山も「白鵬だけでなく外国人力士が日本の国技に取り組むのは大変な苦労。彼らは、相当な重圧の中で相撲を取っている」と慮った。