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December , 2017
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オーストラリアで恐怖の〝ヘアリーパニック〟ふわふわ草が町を覆いつくす

2016年2月22日(月)02時05分更新
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 オーストラリア東南部ビクトリア州のワンガラッタという町で、家や庭など、いたるところがふわふわの草に覆いつくされ、住民らを悩ませている。現地メディアは先週、この現象を “ヘアリー(毛むくじゃら)パニック”だと報じた。

 同町で異常発生しているのは、回転草とよばれるタンブルウィードの一種。西部劇などで風が吹くとコロコロと転がる、あの枯れ草の仲間だ。

 地元メディアによると、このタンブルウィードは同国ではどこにでも分布している在来種だが、今年の夏は雨が降っていないため、異常乾燥が大量発生につながったという。

 同町に住むある女性は自宅裏庭の隅に立ち、「ここにテーブルと椅子が8脚があるんだけど…」と、完全に草に覆われ、何も確認できない庭を指差してそう話し、「それに長椅子や鉢植えもあるわ」と続けた。

 この女性の場合は裏庭だけだが、酷いケースになると家の玄関やガレージのドアが開けられなくなったり、屋根にまで達しているところもある。住民たちは毎日数時間かけて草を取り去る作業に追われているが、翌日には、また草に覆われるというイタチごっこが続いている。

 それに加え、この草には毒性があり、ヒツジが食べると死に至ることもあるというから、さらに性質が悪い。

 関係者は、同町に「廃業した牧場で異常発生したタンブルウィードが風で飛ばされ、瞬く間に町中に広がったようだ」と話している。