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December , 2017
Monday


役にたたない英語おせーたる(116)小文字と大文字

2016年2月27日(土)09時00分更新
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 職場の女性にキレた。仕事ができないことは前々から知っていたが、まさかここまでとは…。

 取引先のお偉方を招いた会議で、こちらのお偉方がさまざまなトピックについてプレゼンをすることになっていた。彼女がそのまとめ役。プレゼンの内容をまとめ、それを各スピーカー(発表者)に送り、スピーカーが直したものを再編集するといった作業だ。要は、出版業界でいうところの編集者の仕事である。過去、何回か同じ会議を担当して周りに迷惑をかけまくっているのに、なぜ上司が彼女の無能ぶりを理解できないのか、まったくナゾ。人選ミスの極みでしかない。

 締め切りを管理するのがまとめ役(編集者)の仕事だが、スピーカーに手直しの締め切りを設定しているのかどうかも不思議になるほど、次々に手直しが入る。実際、会議直前まで修正していた。まったく管理ができないのである。

 手直しが入るたび、ファイルをメッセージも添えずに転送してくるのにカチンと来ていたうえに、”Unfortunately, I cannot control the number of changes that seem to continuously keep coming.”(残念だけど、変更が立て続けに入ってくるものだから、コントロールできないの)なんて、まとめ役としてあり得ない言い訳をされてぶちギレた。

  ”They can make as many revisions as they want, but YOU are the person who controls the deadline! If you had set a strict deadline, we wouldn’t have had this issue. You are the organizer, you should not be controlled by speakers.”(スピーカーは直したいだけ直してくるわ。しゃあけど、あんたが締め切りを管理する側やろが!あんたがきっちり締め切りを設定してりゃ、こんな問題は起きへんかってん。まとめ役やったらスピーカーに振り回されてどないすんねん)。

 これはメール上のやり取り。事務所にいれば、飛んでいって怒鳴りつけてやるところだったが、いなかったのである。一応、彼女の上司も巻き込んだほうがフェアだろうと思い、上記メールは転送しておいた。

 そして、このメールを送ったところで通信がぴたりと止んだ。変更の入ったファイルも転送されてこなくなった。「ようやく分かったか!」と思っていたら翌日、彼女の上司からお叱りのメールが届いた。”The tone of the message below is not acceptable.  Do not send any more like this.  If there are issues with an associate then let me know.”(このメールの語気は許されるものではない。このようなメールは二度と送るな。従業員とのいざこざは、私まで知らせるように)。「だから、知らせてるだろ」と心の中で吐き捨てた。部下が部下なら上司も上司だ。

 腹が立って納まらないので、隣の席の同僚、Bryanにメールを見せたら、”Oh-uh, caps set a tone of your message. It sounds like you are yelling.”(あらら、大文字はダメだよ。叫んでるように聞こえるから)。”I wanted to shout at her, pointing my finger at her!”(指差して叫びたかったわ!)。”After you write something harsh, just save it and read it again after a while. Then, you may want to change your mind. In your case, you might have changed ‘YOU’ into small letters.”(きついことを書いたあとは、いったんセーブするんだよ。しばらくしてから読み直してみ。気持ちが変わってるかもしれないだろ。今回の場合なら、「YOU」を小文字に直してたかもしれないよ)。う~む、Bryan、大人じゃないか。youが小文字なら、彼女の上司から上のようなメールは届かなかったかもしれない。