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August , 2017
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米国民的オーディション番組「アメリカン・アイドル」 15年の歴史に幕

2016年4月9日(土)09時00分更新
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「アメリカン・アイドル」最後の優勝者となったトレント(@americanidol/instagram)

「アメリカン・アイドル」最後の優勝者となったトレント(@americanidol/instagram)

 米国で実力派のスター歌手を発掘するオーディション番組として一時代を築いたFOX局の「アメリカン・アイドル」が番組開始から15年で7日、最終回を迎えた。同番組からはケリー・クラークソン、キャリー・アンダーウッド、ドートリー、デービッド・クックやジェニファー・ハドソンなど、今や音楽界で大活躍する数多くの才能を輩出した。

 全米生放送された決勝(日本ではFOXチャンネルが16日に放送予定)で、最終シーズンの覇者となったのは南部・ミシシッピ州出身のトレント・ハーモンという24歳の酪農家だった。

 約10万人が参加した超難関の全国オーディションを通過した約200人の中から、ふるいにかけられた数十人に選ばれたトレント。確かな歌唱力と個性的な声質で悠々とファイナリスト12人枠にも選ばれ、視聴者投票でライバルたちが毎週脱落していく中、見事決勝を勝ち抜いた。

 これまでの優勝者同様、トレントは番組が提携するレコードレーベルと契約し、年内にメジャーデビューを果たす。

 だが、同番組出場者の実力の高さは、優勝者以外でも大成功するアーティストが多いことで証明されている。2004年のシーズンで7位に終わったジェニファー・ハドソンもその1人。デビューアルバムで、いきなりグラミー賞最優秀R&Bアルバム賞を受賞。ハリウッドデビューとなったミュージカル映画「ドリームガールズ」では、米アカデミー賞とゴールデン・グローブ賞で共に助演女優賞を獲得した。

 そんな“アメリカンドリーム”を実現する人気番組。開始当初から約10年間、番組の顔だったのは、番組制作プロデューサーの一人で、歯に衣着せぬ辛口審査員として人気を博した英音楽プロデューサー、サイモン・コーウェル。サイモンが去った後は、米女性コメディアンでトーク番組司会者エレン・デジェネレス、伝説の米ロックグループ、エアロスミスのボーカル、スティーブン・タイラーやマライア・キャリー、ジェニファー・ロペスといった超大物アーティストらを審査員に迎え、番組人気を維持してきた。

 そして今週、4シーズン審査員を務めたロペス、同4年のオーストラリア出身のカントリー歌手キース・アーバン、同3年の米歌手ハリー・コニック・ジュニアの3人と、全シーズン司会を担当したライアン・シークレストにより、“国民的番組”「アメリカン・アイドル」に幕が下ろされた。