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October , 2017
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「昭和の怪俳優」南原宏治からのメッセージ

2016年4月21日(木)10時30分更新
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数多くの作品でファンを魅了

南原宏治が霊言で演技論を語った

「昭和の怪俳優」と呼ぶにふさわしい南原宏治が逝去して、まもなく15年。数々の悪役を巧みにこなした名脇役は高倉健(享年83)、田中邦衛(83)など我が国を代表する大御所発掘に一役買ったといっても過言ではない。

 意外にも超インテリだった南原。鋭い眼光の持ち主も東京大学農学部出身(中退)で爽やかモデルだった。それが大映、東映という映画会社に入社すると俳優の才能が開眼。数多くの作品で実に存在感のある演技でファンを魅了した。

 CATVなどでかつての名作が放送されている今、改めて彼の役者魂がクローズアップ。「本物が少なくなった」と芸能関係者が嘆く昨今において、南原の演技が教科書になっているそうだ。

 その南原が霊言という形で演技論を披露。このほど、その霊言を1冊の書籍にまとめた「南原宏治の「演技論」講義」(幸福の科学出版)が発売された。

演技論などを語った霊言本が発売中

 終始、軽薄を装った南原だが「存在感」のある俳優・女優になる秘訣を語った時は一転、「主役を張るには自尊心が必要。自分自身に、ほんとは値打ちがある、ということを思っていないと、やっぱり張れない。自尊心を守るべく自己管理ができる人、責任に耐えうる人になること」と真面目にアドバイスを送った。

 芸能評論家・肥留間正明氏は「南原まで悪役に徹すると街を歩くと一般人に殴られたり蹴られたりする。それほどまで役のイメージが浸透するのです。今ではそういう怪俳優を見かけなくなりました」と語る。

 正真正銘の「インテリやくざ」。彼の再誕を映画・テレビ業界は切望していることだろう。