20
November , 2017
Monday


モーリス ジャパンCでも、と期待したくなる背景

2016年6月2日(木)10時26分更新
Pocket

昨年はGⅠ3勝を含め無傷の6連勝で年度代表馬にも輝いたモーリス。今年初戦の香港チャンピオンズマイルも楽勝し、勢いはとどまるところをしらない。父は低評価ながらも08年のジャパンCを制したスクリーンヒーロー。産駒に意外とスピード馬が多いのは函館2歳Sを5馬身差で圧勝し、京王杯AHを1分32秒2という驚異のレコードで勝った祖母ダイナアクトレスの血が出ているのだろう。4代母メジロボサツは380キロ台の小柄な馬体ながら朝日杯3歳Sを勝ち、桜花賞2、オークス3着とクラシックでも活躍。この時、桜花賞を勝ったのがテンポイントの母となったワカクモだった。繁殖としても直子からメジロゲッコウ(弥生賞、スプリングS)を輩出するなどメジロ牧場を発展させた牝系の一つとなった。一族からはGⅠ5勝のメジロドーベルをはじめ、多くの活躍馬が出た。メジロボサツからメジロクインシー、メジロモントレーと続いてメジロフラシスから産み落とされたのモーリスだ。代々配合された種牡馬はフィディオン~モガミ~カーネギーとスタミナ色が強い。祖母メジロモントレーはAJCC(芝2200メートル)、アルゼンチン共和国杯(芝2500メートル)を勝っているし、ダイナアクトレスはジャパンCでルグロリューの0秒2差の3着と好走した実績もある。今や不動のマイル王の地位を確立したモーリスではあるが、血統的には父スクリーンヒーローとのジャパンC父子制覇を期待したいものだ。 (笹栗康昭)