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August , 2017
Monday


役にたたない英語おせーたる(130)一を聞いて十を知れ?

2016年6月4日(土)09時00分更新
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オフィス友のBryanは”start conversation out of the blue”(唐突に話を始める)傾向がある。また、text(ケータイメール)の文章は超短く、訳が分からなさ過ぎて吹き出してしまうこともしばしばだ。

先週金曜日、仕事から帰って家でほっと一息ついているところに、Bryanから電話がかかってきた。開口一番、”Are you at home? I’m at Giant Eagle.”(家にいるのか?おれはジャイアントイーグルにいる)。Giant Eagleとはここら辺で展開しているスーパーのチェーン名。”Huh? What Giant Eagle?”(はあ?どこのジャイアントイーグルよ?)。”Yours.”(お前んとこのだ)。って、うちの近所のGiant Eagleのことか。

”Ah, you are nearby? Why don’t you come over?”(ああ、近所にいてるん?ほな、うちにおいでよ)と言うと、”I’m on the way, but I can’t find the way.”(向かっているつもりだが、道が分からん)とのこと。人の都合も考えないで、来るつもりしてんじゃない、と思って、爆笑してしまった。

筋立てて話をするなら、”I think I’m close to your home. Do you mind my dropping? Will you give me directions?”(お前んちの近所にいるだが、寄っていいか?道を教えてくれ)くらいになるはずだ。が、Bryanには筋書きというものがない。

しばらくしてBryan登場。友人のMartyとうちの近所まで中古車を取りに来たらしい。そこにパートナーも帰宅したので、4人でビールを飲み始めた。

“Bryan, I sometimes have a hard time to understand you. Your conversation starts super out of the blue, your text is super too short …”(ブライアン、時々、理解すんのが難しねん。会話は超唐突やし、ケータイメールは超短いし・・・)と苦情を言うと、”You should understand everything from what I condense in one word or so.”(一言か二言にまとめてんだから、そこからすべてを悟れ)ときた。一を聞いて十を知れである。

Martyも援護射撃に、「男のほうが言葉数が少ないもんだ。Straightforward(単刀直入)なんだよ」なんて言う。

“I’m not psychic, and I cannot read your mind!”(超能力者でもあるまいし、心まで読まれへんっちゅうねん!)。

翌土曜日、Bryanからtextが来た。”Pizza party”(ピザパーティ)とだけある。恐らく”We are having a pizza party today. You are welcome to join us.”(今日、ピザパーティするから、よかったらおいでよ)と言いたいのだろうと解釈し、”What time?”(何時?)と返信したら、”After 5”(5時以降)とレスが来た。5時以降やったら何時でもええんかいな、ほんまに。とにかく、以上でtextのやり取りは終了である。

Pizza partyで、ほとんどtequila(テキーラ)でできたmargarita(マルガリータ)を調子よく飲み、程よく酔ってきたBryanが何を言い出すかと思えば、”You said it’s hard to communicate with me …”(おれとコミュニケーションが取れないって言った・・・)。なんだ、Bryan、気にしてたのか。意外に繊細なんだな。

酔いも進み、Bryanの話しぶりがどんどんslow(舌が回らない)になってきた。Bryanの奥さんも「そんなんじゃ、何言ってるか、誰だって分からないわよ」。奥さんに言われたもんだから、話題を変えようとしてか、”Let’s play cards.”(トランプしよう)だって。

ベロンベロンでトランプもへっちゃくれもあったもんじゃない。というわけで、pizza partyはお開きとなった。