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November , 2017
Sunday


役にたたない英語おせーたる(134)詮索好きで文句言いのご近所さん

2016年7月2日(土)09時00分更新
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 昨夏、道を挟んだお向かいさんの庭の手入れが、すごく行き届いていると書いた。今年も、毎日せっせとgrass(芝)の世話をし、colorful flowers(色とりどりの花)を飾っている。

 ここに住んで1年半。直接の付き合いはないものの、彼女がnosy(詮索好き)で、complainer(文句言い)だということが分かってきた。と言っても、私ではなく、パートナーが“被害”に遭っている。

 私たちが住んでいるsubdivision(分譲コミュニティ)には、home owners association(管理組合)があり、ここのルールに従うことになっている。例えば、家の外観を変える場合は、associationから許可を得なければならない。Neighbors(ご近所さん)に対して苦情があれば、ここに駆け込むのが一つの手。すると、associationから苦情先に連絡が行くのである。neighborsとの直接対立を避けることができる。

 昨秋、front yard(前庭)にdecorative gravel(装飾用の砂利)を敷いたとき、敷いたことを忘れるくらい時間が経っているのに、associationからパートナーに連絡があった。家はパートナーの名義なので、associationが連絡してくるのはいつもパートナーである。

 ”Someone told us that you put gravels in. It has been already approved, but will you send us a form so that we can keep it in the file?”(砂利を敷いたと通報を受けました。すでに承認済みですが、記録のため、フォームを提出していただけますか?)。本来なら、計画の時点で、所定の用紙に変更内容を記入して提出し、許可を受けなければならない。これは書類を提出しなかった私たちの落ち度だ。”It has been already approved …”(すでに承認済みですが・・・)と言うあたり、associationも「元に戻せ!」と言うつもりはないのである。なので、すぐにform(フォーム)を提出した。が、”someone”(だれか)は近所のsomeoneに違いない。

 パートナーは庭道具を入れておくのにと、大人3人が腰掛けられるくらい大きさのcontainer(容器)をdriveway(ガレージにつながる道)の奥に置いていたことがある。ある日、associationから電話があり、”Someone complained that you keep a white container on your driveway. We appreciate if you move out of the sight from the street.”(ドライブウエーに白いコンテナがあると苦情を受けました。道路から見えないところに移動させていただければ幸いです)。drivewayはpublic road(公道)とgarage(ガレージ)をつなぐ私道である。家の前のpublic roadからだと、真正面に見てようやく白いものがちらりと見える程度である。containerが景観を乱しているとは考えづらい。

 ”I know who complained. It must be Nazi lady!”(文句をつけたのがだれか、僕には分かる。ナチスレディに違いない!)と、パートナーは決め込んでいた。Nazi ladyは、パートナーがお向かいさんにつけたニックネーム。lawn Nazi(芝生ナチス)が転じたものだ。真正面からしか見えない→Nazi ladyからしか見えない、というロジックだ。

 また別のとき、パートナーは父ちゃんに頼まれて、父ちゃんの古い車を売ることになった。古い車を家の前(Nazi ladyの家の前でもある)に停めておいて、車に興味がある人が来ると見せていた。すぐに車は売れた。売った後、家に入ってきたパートナーは開口一番、”Nazi lady was talking on the phone, peeking out of the window, all the time while I was out there! She must have been saying, ‘Someone is trying to steal a car,’ or something.”(ナチレディ、僕が外にいる間、ずーっと窓からちらちらのぞいて、電話してた!「だれかが車を盗もうとしてる!」とか言ってたに違いない)。3度目ともなり、パートナーも少々被害妄想をふくらませていたが、この経験から、これまでassociationに苦情を申し立ててきたsomeoneはNazi ladyだと決定付けられた。

 vigilant neighbor(用心深い隣人=いい意味で近所に注意を払う人)なら歓迎だが、些細なことにいちゃもんをつけ、苦情にならないようなことを苦情にするような人がneighborhood(近所)にいるとやっかいだ・・・。