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November , 2017
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中国の大富豪率いる大連万達グループ ハリウッドのスタジオなど次々買収

2016年9月28日(水)07時22分更新
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中国トップクラスの大富豪という王会長

中国トップクラスの大富豪という王会長

 1匹の愛犬にiPhone7を8個買い与えた中国の大富豪の息子が「バカすぎる」と批判の集中砲火を浴びたが、今度はその父親がハリウッドの大型買収を派手にすすめ、米経済界の注目を集めている。

 米経済紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、中国で不動産開発をはじめ高級ホテル、大型ショッピングモールや映画館チェーンなどを運営する大連万達グループの王健林会長(61)が、ゴールデン・グローブ賞授賞式などのテレビ番組制作を手がける米大手プロダクション「ディック・クラーク・プロダクションズ」の買収に取り掛かった。

 同プロダクションを所有するエルドリッジ・インダストリーズは、「協議はまだ初期段階だ」と説明したが、同紙は「買収金額は約10億ドル(約1000億円)でまとまりそうだ」と報じている。

 ディック・クラーク・プロダクションズはゴールデン・グローブ賞のほか、ビルボード・ミュージック・アワードやアメリカン・ミュージック・アワードの授賞式、ミスUSA全国大会などのテレビ番組も制作している。

 実は、大連万達グループはすでに今年、ハリウッドの大手映画会社レジェンダリー・ピクチャーズを35億ドル(約3500億円)で買収。また、大手映画会社ソニー・ピクチャーズとは先週、共同資金調達を含む戦略的提携を結ぶことも明らかにした。

 買収したレジェンダリーは「ダーク・ナイト」(2007年)や「インセプション」(10年)、「マン・オブ・スティール」(13年)、「ジュラシック・ワールド」(15年)など、数々の大ヒット作を世に送り出している。

 一方、同グループの王会長の総資産は3兆円ともいわれ、中国でもトップクラスの大富豪。ハリウッドの大手スタジオ買収を次々に進めているが、中国メディアは「王会長が映画製作に口出しすることはない」と強調している。