24
November , 2017
Friday


ダンスディレクター GⅠ初挑戦でも…と思わせる背景

2016年9月29日(木)09時52分更新
Pocket

GⅠ高松宮記念で初の重賞を手にしたビッグアーサーが人気だが、シルクロードSでそのビッグアーサーを破り、ひと足先に重賞初制覇を達成したのがダンスディレクターだ。前哨戦のセントウルSでは7着とひと息だったが、0秒4差なら悲観するほどではない。休み明けを叩かれての上積みは十分に期待できる。父アルデバランⅡは名種牡馬ミスタープロスペクターが27歳時の種付けで送り出した最後の大物で、その母チャイムズオブフリーダムもGⅠ2勝という良血馬。5歳時にはメトロポリタンHなどGⅠ3勝(7~8ハロン)を挙げ、米チャンピオンスプリンターに輝いた。09年から日本で供用されているが、在米時の最終世代からBCターフなどGⅠ4連勝のメインシークエンスが出た。ダンスディレクターの現6歳世代が日本における初年度産駒となる。アルデバランⅡは現役時代に25戦したが掲示板を外したのは2戦のみだった。ダンスディレクターも17戦中13戦で馬券に絡む堅実派で、この特性を受け継いでいる。母マザーリーフ(父サンデーサイレンス)は未勝利馬だが、祖母スカラシップ(父トニービン)はダービー馬ウイニングチケットの全妹という良血。かもめ島特別など4勝を挙げ、フラワーCで4着となった。そして5代母はオークスと有馬記念を制した名牝スターロッチ。ここがGⅠ初挑戦となるダンスディレクターだが、期待できるだけの血統背景はある。 (笹栗康昭)