22
August , 2017
Tuesday


母譲りの雄大な馬体は東京向き

2016年11月17日(木)09時18分更新
Pocket

新馬→芙蓉Sを連勝し、ここまで2戦2勝のキングズラッシュ。デビュー戦ではレース前に放馬してヤンチャな面を見せるなど課題は多いが、スケールの大きさを感じさせる。父はルーラーシップ。宝塚記念2着、天皇賞・秋、ジャパンC、有馬記念各3着で国内GⅠには手が届かなかったが、香港のクイーンエリザベスⅡ世Cで待望のGⅠ制覇を達成した。産駒はここまで12勝を挙げ、JRA新種牡馬リーディングのトップを走っている。非サンデー系の種牡馬として人気は高く、今年は280頭もの牝馬を集めている。一方、母リコリスは牝馬ながら500キロの馬格を誇った。シンボリクリスエス×サンデーサイレンスの配合でもあり、芝とダートの中距離で4勝を挙げている。祖母ジューンアナガリスは1勝、曽祖母カフェロワイヤルは多治見特別など3勝。今夏のずらん賞で3着になったマンカストラップは、ひ孫になる。4代母ロイヤルオーベルジーの産駒にオープン特別のカーネーションCに勝ち、ニュージーランドT5着のタレントダンサーがいる。一族からはウッドメモリアルSなど米GⅠ4勝を挙げ、種牡馬としても米リーディングサイアーに輝いたブロードブラッシュ、米最優秀2歳牡馬のカポウティ、その半兄でシアトルスルー、アファームドの2頭の米3冠馬を倒したことで有名なエクセラー(GⅠ11勝)といった一流馬が出る。キングズラッシュ自身も520キロの大型馬。ゆったりと走れる東京コースは向いているはずだ。 (笹栗康昭)