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June , 2017
Thursday


アウォーディー 6歳の今も底を見せない背景

2016年12月1日(木)09時16分更新

父は日本ダービー馬ジャングルポケット、母は秋の天皇賞馬ヘヴンリーロマンスという純粋な国産血統ながら(外)という変わり種のアウォーディーがダート界の頂点に立つ。ヘヴンリーロマンスは日本で3頭の子を産んだ後、ジャングルポケットの種を宿して渡米。翌年に誕生したのがアウォーディーとなる。以後、ヘヴンリーロマンスは米ノースヒルズで繁殖生活を送り、スマートストライクを父に持つ半妹アムールブリエはエンプレス杯(2回)など交流重賞5勝、タピット産駒の半弟ラニはUAEダービーを勝ち、日本馬として初めて米3冠すべての出走を果たした。ジャングルポケット産駒ではディアドムスが全日本2歳優駿などを勝っているが、JRAダートの重賞勝ちはアウォーディーが初となる。妹、弟のダートでの活躍を思えば、ダート路線で覚醒したのも納得だ。曽祖母アーカディナは名牝ナタシュカ(オークス馬シルクプリマドンナの曽祖母)の娘で愛GⅢアサシSに勝ち、愛オークス、愛1000ギニーとも2着。繁殖としてもフォーレン(愛GⅢシルクングライダーS、ステイヤーズS勝ちサージュウェルズの母)、サウスアトランティック(愛GⅡブランドフォードS)、ダークロモンド(GⅠ愛セントレジャー)を送り出した。祖母がサドラーズウェルズ×リボーという晩成血統でもあり、アウォーディーも6歳になっても底を見せていない。3歳の半弟ラニには負けられないところだ。 (笹栗康昭)