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October , 2017
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役にたたない英語おせーたる(157)結婚許可証

2017年1月28日(土)12時00分更新
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これが米国の結婚許可証!

これが米国の結婚許可証!

 パートナーのtransfer(転勤)で事態が急変した。パートナーと私は2年以上一緒に暮らしているが、子供を作るわけでもないし、私は就労ビザで合法にこの国にいられるので、特に結婚する必要もなかった。

 しかし、パートナーに付いて州外に引っ越すとなると、私は仕事を失い、おまけに就労ビザを失ってしまう。つまりは、合法に滞在できなくなるのである。では、どうすればいいか――。結婚である。

 実は、transfer話が浮上する数か月前に、パートナーがプロポーズしてくれていて、「これからのんびり結婚を考えていけばいいか~」という状態にはあった。それが、transferのおかげで、急きょ実行に移さなければならなくなったのだ。

 今いる州で結婚するには、まずmarriage license(結婚許可証)を在住のcounty(郡)のprobate court(辞書には「検認裁判所」とあるが、要は、裁判所の一部門)で購入する。65ドル。これには2か月の有効期限がある。期日が過ぎると無効となるので、それでも結婚する場合はmarriage licenseを再購入することになる。

 結婚自体はprobate courtでは行えないので、court(裁判所)内のcivil ceremony(民事式典)サービスを利用するか、結婚を執り行う資格のあるofficiant(祭司)に立ち会ってもらうかしなければならない。civil ceremonyに連絡したら、1か月以上先まで予約が埋まっているという。なんとまあ。

 1か月以上も待っていられないし、さて、どうしたものかと考えていたら、パートナーがネットで”walk-in sign-n-go wedding”(予約不要、署名してゴー結婚式)なるものを探してきた。Las Vegas(ラスベガス)にはそういうwedding(結婚式)があるというのは聞いたことがあったが、中西部のこの町にもあっただなんて。

 資格のあるofficiantがいるようだし、平日朝8時から夕方5時まで予約なしで受け付けてくれるみたいだし、費用も25ドルと廉価なこともあり、ここに決めた。

 仕事帰りに、marriage licenseを持って駆け込んだら、チョー普段着のぽっちゃりした女性が受付にいて、にこやかに歓迎してくれた。盛大ではないにしろ、結婚式を行うところだから、かしこまった格好をしているのかと思ったのに。彼女はおしゃべり好きな人で、さんざん世間話をしたあと、”Shall we?”(じゃ、始めましょうか?)とwedding script(結婚の決まり文句)を読み上げ始めた。あれ、この人がofficiantなんだ。

 “Do you [パートナーの名前] take [私の名前], to be your lawfully wedded wife, to share your life openly, standing with her in sickness and in health, in joy and in sorrow, in hardship and in ease, to cherish and love forever more?”(花婿さん、花嫁さんを合法に結婚した妻として、病めるときも健やかなるときも、喜びも悲しみも、苦しいときも楽しいときも、人生をともに歩み、ずっと大切にし、愛することを誓いますか?)。

 パートナーが”I do.”(誓います)と誓うと、officiantは続いて同じ文言を私にも読み上げるので、私も”I do.”を宣言した。

 Officiantが最後に”You may now kiss your bride.”(では、花嫁にキスを)と言って、weddingは終了。受付の手続きと世間話を含めても、せいぜい10分ぐらいだった。

 Officiantがmarriage licenseに署名し、marriage licenseをprobate courtに郵送して、私たちの結婚が正式に登録されることになる。

 入籍が済んだので、次はprobate courtでmarriage certificate(結婚証明書)を取って、green card(グリーンカード)、つまりpermanent residence(永住権)の申請だ。道のりは長い!