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April , 2017
Wednesday


サトノアーサー 祖母の父が同じミッキーアイルより距離の融通性がある

2017年2月2日(木)09時02分更新

渋った馬場がこたえたのか、デビュー戦ではもうひとつ反応が鈍かったサトノアーサーだったが、シクラメン賞では上がり32秒7の瞬発力で3馬身半差の圧勝。2015年のセレクトセール(1歳)で1億9500万円で落札された高馬らしいところを見せつけた。母キングスローズ(父リダウツチョイス)はGⅠ・NZ1000ギニー(芝1600メートル)など6重賞を制したNZ3歳牝馬チャンピオン。本馬が初子となる。ノーザンダンサー4×5×3×5×5というすさまじいインブリードが目を引く。祖母の産駒に活躍馬はいないが、曽祖母ラカブの産駒にはGⅢボウゲイSなど米11勝のヘッソナイト、米GⅢヒアカムズザブライドS2着のユーロピアンローズがいる。さらに孫からはサイアーズプロデュースSなどGⅠ2勝を含め、重賞5勝でNZ2歳牝馬チャンピオンとなったアナバンダナ、仏GⅢオマール賞など重賞3勝のソネヴァが出ている。ディープインパクト×リダウツチョイスの配合は前例がないが、その父であるデインヒルを母方に持つディープ産駒にはサトノアレス(朝日杯FS)、ミッキーアイル(NHKマイルC、マイルCS)、エバーブロッサム(オークス2着)、フィエロ(マイルCS2着2回)などがいる。祖母の父がヌレイエフというのもミッキーアイルと共通するサトノアーサー。母は2000メートルの重賞も2勝しているだけに、ミッキーアイルより距離の融通性があるはずだ 。(笹栗康昭)