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June , 2017
Thursday


サトノクラウン 父の後継として種牡馬でも注目

2017年3月30日(木)09時47分更新

昨年末の香港ヴァーズで待望のGⅠ制覇を果たすと、続く京都記念では2連覇を飾ったサトノクラウン。3連勝で臨んだ皐月賞では1番人気で6着。日本ダービーでも3着と3歳時はビッグタイトルに手が届かなかったが、充実期を迎えた今なら国内GⅠ奪取も難しくはなさそうだ。父がラストタイクーン産駒でセントジェームズパレスS(英GⅠ・芝8ハロン)の勝ち馬マルジュ。サトノクラウンの全姉となるライトニングパールもチヴァリーパークS(英GⅠ・芝6ハロン)、ラウンドタワーS(愛GⅢ・芝6ハロン)の勝ち馬。早熟傾向にあるスピード血統ではという不安もあったが、日本ダービーでの頑張り、その後の成長を見ると、杞憂に終わったようだ。もっともマルジュ自身も距離が長いと思われた英ダービーで、名馬ジェネラスの2着と健闘。さすがに英1000ギニー、英オークス、愛ダービー、ヴェルメイユ賞などを制した女傑サルサビルの弟だけはあると思わせた。また、インディジェナスがジャパンCで2着したほか、曽祖母ラストの半姉となるマイエマも仏GⅠヴェルメイユ賞と英GⅠヨークシャーオークスを制しており、種牡馬としては万能なところを見せている。種牡馬として長い間活躍したマルジュも、昨年28歳で生涯を閉じた。活躍馬には牝馬、セン馬が多く、後継が見当たらない。香港ヴァーズでハイランドリールを破ったサトノクラウンは、種牡馬としても世界の注目を集めそうだ。(笹栗康昭)