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April , 2017
Friday


役にたたない英語おせーたる(166)ニュージャージー州民の特徴

2017年4月1日(土)09時00分更新

 以前、New Jerseyites (ニュージャージー州民)はせっかちだと書いた。概して、早口で、自分の言いたいことをまくし立てる。というのは私が受けた印象だが、Ohioan(オハイオ出身者)の夫も同じように感じているそうだから、あながち間違った観察結果ではない。

 狭い土地に大勢が住んでいるから、「私が!私が!」ぐらいの勢いがないと、人に話を聞いてもらえないのだろうか。ちなみに、New Jersey(ニュージャージー州)は全米50州で4番目に小さい(2万2600平方キロ)が、11番目に人口が多い(約900万人)。一方のOhio(オハイオ州)は、人口は約1160万人とNew Jerseyを少し上回るが、土地の広さは約5倍の11万6000平方キロあるので、人口密度は低い。

 New Jerseyitesと話をしていると、”Clam down. I’m not going to anywhere.”(ま、まぁ落ち着いて。どこにも行かないから)と言いたくなる。一般の人でそうだから、セールスの人たちはもっとすごい。「こうでああで、ああでこうで」とマシンガンのごとく、英語を母国語としない私にもとうとうと説明してくれる。それはいいが、早すぎて何を言っているのやらさっぱりである。一生懸命早口で知識をさらけ出しても、顧客を納得させられないんじゃあねぇ。

 若者はこれに輪がかかる。もともと若い子たちは、彼らだけに通じる英語を話す傾向がある。これは、英語圏に限ったことではなく、日本でもそうだ。若い子たちの日本語はよく分からない。私も若いころ、母に「あんたの言うてること、まったく分かれへんわ」なんて言われたものだ。その私が今、母と同じように感じているということは、それだけ年を取ったということか。

 今住んでいるアパートにはfront desk(フロントデスク)があり、20代と思しき若い子たちが交代で24時間番をしてくれている(深夜は、少し年季の入った警備員にバトンタッチするのだと思うけど)。どの子もいい子たちで、顔見知りになると、手を振ってくれたり、話しかけてくれたりするようになった。話をしてくれるのはうれしいが、早口プラス若者英語で、言ってることが半分以上分からない!“Please be easy on me. I’m a foreigner!”(お願いだから手加減してよ、外国人なんだから)言いかけたほどである。

  早口に加えて、閉口するのは、せっかちな車の運転だ。とにかく飛ばす。アパートの周辺は”Speed Limit 25”(法定速度25マイル=約40キロ)だが、25マイルで運転している車なんて見たことがない。先日、たまたま前をpolice car(警察車両)が走っていた。さすがにpolice(警察)は速度を守るだろうと、後について走ってみたら、なんてことはない。軽く40マイル(約65キロ)は出ていた。policeがこれじゃあ、一般人に交通ルールを守れっていうほうが無理だ。

 じゃあ、そんなに急いでどこに行くのか?交通量が多く、local roads(地道)は信号も多いので、飛ばしたところで信号で引っかかるのがオチ。

 面白いことに、すごくせっかちなのにgas station(ガソリンスタンド)では皆の~んびり給油を待つのだ。New Jerseyではセルフ給油が禁じられている。こんな決まりがあるのは、全米でNew JerseyとOregon(オレゴン州)だけ。Oregonにも住んだことがあるが、あそこはせかせかしておらず、gas stationでのんびり待つのもアリなように思う。が、New Jerseyは…。

 道路を散々ぶっ飛ばして gas stationに入るなり、すべてが停止。attendant(係員)がすぐに来てくれればいいが、繁盛しているgas stationなら待たされることもしばしば。給油が終わってもattendantが片付けをするまで発車できない。当然、自分で給油するよりはるかに時間がかかるしinefficient(非効率)だ。が、New Jerseyitesはこれをよしとしているのだ。日ごろあんなに急いでいるのだから、efficiency(効率)を追求して、時間を短縮しようとは思わないのだろうか。訳が分からない。

 New Jerseyitesの謎はますます深まる。