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June , 2017
Thursday


アイドルから発火して爆発する会場!「劇場版ゴキゲン帝国416雨情華月帝国亡命ライブ」潜入リポート

2017年4月20日(木)08時00分更新

 

 アイドルというのは、ファンが定義するものでしょうか。それとも当事者であるアイドルが定義するものでしょうか。その答えがあるのは、「劇場版ゴキゲン帝国のファンを発火させる激情ライブ」にあるのは間違いありません。カタルシス(恍惚感)に浸れるライブをリポートさせていただきます。 4月16日東京・渋谷Milky wayにて開催された「劇場版ゴキゲン帝国(Twitter@gokigen_teikoku http://www.gokigenteikoku.com)」(略してゴキ帝)のライブに初取材してまいりました! このアイドルユニットは、「ストレス社会と戦うセルフ運営アイドルユニット」。そして今回のライブは、「雨情華月、帝国より亡命」ライブ。言葉のチョイスがロックというかアニメチックというか、サブカルテイストで好きですね。要は「メンバーである雨情華月ちゃん(Twitter@xsyndromex)が、体調の事情が重なり(足が悪いそうです)、アイドルユニット・ゴキ帝を卒業するライブ。

 

 設定があるからこそ、ライブひとつでも名称に変化がつけられる。これはとても大事な「演劇的要素」です。 地上波テレビにおいて、酒飲みアイドル……というか泥酔アイドル(笑)として名を馳せえた白幡いちほちゃん(Twitter@1ho1118)と雨情華月ちゃん=愛称・かじゅにゃんとはTwitterで相互フォロー関係で、とある場所で会いまして、「ぜひライブの取材をさせてください」とお願いしていたわけです。念願叶ってやっと取材するのが、よりによってかじゅにゃん亡命日泣くわ!

 

 ということで、午前中の渋谷に久々に降り立ち会場へ向かいました。 春というか初夏の香り漂う渋谷は、独特の臭いがあります。これはもう物心ついたときから変わらない臭い。特に暑い日の朝にはとても鼻につく。スペイン坂を抜け、東急ハンズ前に位置する会場には、すでにピンクのTシャツを着たファンたちが列をなしてます。それぞれに嬉しそうな表情なのは、やはり「ライブを楽しく盛り上げて、かじゅにゃんを送りだす」心から願いが結晶化しているから? 開場前に入れてもらい、運営スタッフの方々にご挨拶。そして楽屋でスタンバっているいちほちゃんと、メンバーの九軒ひびきちゃん(Twitter@Hibitaso)に先斗ぺろちゃん(Twitter@PontoPero)。かじゅにゃんは会場ギリギリまで贈られてきたたくさんの花と写真を撮っているとろこでご挨拶。

 

「初ライブ取材が最後の日でごめんなさい!」「いえ! いつもRTありがとうございます」「アイドルやめないよね?」「アイドルは卒業しますけど、芸能活動は続けます!」ということで、今後もかじゅにゃんを取材する機会があることでしょう。 そして5分押しにてライブがスタートです。ちなみに「ゴキ帝ライブ」は写真フリーなので、Twitterで流れてくる写真を見ると、ファンの方々のほうが臨場感たっぷりの写真だと思います。初心者なので気後れしまして、関係者スペースにおりましたので(笑)。今にも爆発する。そのぐらい熱い感情が超満員の会場から伝わります。

 メンバー4人が登場すると、地下アイドルのコール&レスポンス、MIXがイントロに重なり、メンバーたちが踊り歌い、ファンも同じくMIXを打ち、サイリウムを振る。 ケチャを要求しながらも、「この景色、気持ちわり~」と口の悪いいちほちゃん。客いじりをすればするほどに、ファンも盛り上がる。「デブ!」とか本当にいろいろ罵倒していましたけど、アイドルとファンの関係性って、キャラや個性でいろいろなことを可能としているんだなぁと。 途中にカバーの「ZOO ~愛をください~」では動物の被り物(馬とかシロクマとか)をしながら歌うという、アイドルとしてはいろいろなことを否定しているようなパフォーマンスは、楽曲の意味合いを考えると面白いなぁと。考えるライブっていうのはダンスパフォーマンス、MC、選曲だけじゃなくて、これもあるんだなぁと。「ホンマはあまり好きやなかったけど……」とかじゅにゃんの告白があったので、いちほちゃんのアイデアなんだな、よく考えられているな、盛り上がりも含めて。

 

 そして、かじゅにゃんのソロパフォーマンスがあり、さらに続くライブ。オリジナルCDシングル「人の金で焼肉食べたい」の歌詞は本当に身にしみます(笑)。人の金ならば焼肉が一番のご馳走だよね。高い寿司だといろいろ緊張を強いられるし。テーブル席だし、食べれば食べるほどに満足感がアップするし。そして……奢られても気にならない(私だけでしょうか?)。カタルシスに訴え、恍惚に浸れることを記した歌詞とサウンドの素敵な楽曲なのでみんなゲットして聴いてほしい限り。 楽曲パフォーマンスエンディングで装着していたサングラスを客席に投げ込むかじゅにゃん。進むほどに彼女の帝国亡命の時間が近づいてくる。そしてファンから花束が贈られて、本人のコメントは、盟友であるいちほちゃんへの言葉。衣装やいろいろなシステムを作る際の話。そして後から参加したぺろちゃんとやんやん(九軒ちゃん)への言葉はとても暖かかった。関西弁って響きがいいなぁと。そしてメンバーから送られるコメントが、彼女たちが守ってきたアイドルユニット=ゴキ帝のリアルがたっぷり詰まってました。泣きのコメントの中で、漢字にいちいち引っかかり、いちほちゃんに聞いていたのが笑えるけれど、なんか微笑ましい風景でしたね。

 最後の最後には、涙と汗でボロボロな顔になっちゃって、アイドルが見せていいのかという姿。そして涙するいちほちゃんを抱きしめながら熱唱するかじゅにゃん。最後は笑顔になってライブはエンド。カタルシスしかないライブ。半端じゃないアイドルの青春する姿を見せてもらいました! 4月中は、3人体制でのライブが続き、5月2日のライブで、新メンバー2人が発表の初ライブ。5月4日には新木場コーストで開催する「ギュウ農フェス」に出演します。 そして9月3日、デビュー1周年記念2ndワンマンライブが「東京キネマ倶楽部」で開催です。ゴキ帝公式Twitterや、メンバーのTwitterをフォロー&チェックして詳細確認してください。

 

 そして雨情華月ちゃんは最初に本人に聞いた通り、アイドルは卒業するけれど、芸能活動をやめることはありませんので、ご安心ください。かじゅにゃんの今後は、Twitterをフォロー&チェックしてご確認ください。 「ゴキ帝も、雨情華月も、終わらない。皆の未来がゴキゲンでありますように。」これは会場で配られた、かじゅにゃんからのメッセージの最後に書かれた言葉です。終わらない喜びを、味わえるアイドル。それが「劇場版ゴキゲン帝国」です。 「カタルシス」とは、ひとりだけで至るものでなく、人間同士が一体化する瞬間に全身を走るように訪れるのだ。

取材・写真=麻雅庵(Twitter@an_asaga_otft