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July , 2017
Friday


シャケトラ 距離延長でさらに良さが出る可能性

2017年4月27日(木)09時05分更新
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有馬記念1、2着のサトノダイヤモンドとキタサンブラックの一騎打ちムードだが、中団から大外一気の差し切りで日経賞を制したシャケトラの勢いも無視できない。勝ちタイムは有馬記念より0秒2遅いが、時計的にはGⅠでも通用するものがある。父は2002年の天皇賞・春と菊花賞、有馬記念の長距離GⅠを3勝したマンハッタンカフェ。その産駒ヒルノダムールも11年の当レースで優勝している。母の父はジャパンCの勝ち馬で、ブルードメアサイアーとしてもオークス馬シンハライトを出したシングスピール。母サマーハ自身も英仏で挙げた4勝は、AW12ハロンと芝2100~2400メートルでのものだ。また、祖母ジェノヴェファも芝2400メートルの仏GⅢロワイヨモン賞に勝ち、仏GⅡマルレ賞で3着。その産駒マムールもオイロパ賞、ブガッティ大賞典と芝2400メートルの独GⅠを2勝。その他、英重賞を3勝しているが、その中には芝16ハロンのクイーンズヴァーズSも含まれる。父だけではなく母系もスタミナ豊富で、シャケトラにとっては3200メートルへの距離延長でさらに良さが出る可能性も十分だ。骨折もあり、サトノダイヤモンドがハナ差でダービーに敗れた2週間後がデビュー戦となったシャケトラ。そこからわずか10か月足らずでGⅡ制覇までこぎ着けた。キャリア不足の不安はあるが、底を見せていない魅力はそれを補って余りある。 (笹栗康昭)