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December , 2017
Friday


キングハート 地味めの血統ながら「平坦巧者」の背景

2017年8月17日(木)08時55分更新
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オープン特別の鞍馬S勝ちに続き、重賞の函館スプリントSでも2着となったキングハート。父オレハマッテルゼ、母の父マイネルラヴという地味めの血統ながら、ここにきての充実ぶりは目覚ましいものがある。短距離王ロードカナロアの母レディブラッサムが、セクレタリアト=シリアンシーの全弟姉クロス3×4を持っていることは知られているが、キングハートの母ラブハートもこのクロス4×4がある。ラブハートは平坦向きのスプリンターとして鳴らし、福島中央テレビ杯など4勝を挙げた。父オレハマッテルゼも中京の高松宮記念の勝ち馬だけに、キングハートも両親の特性を受け継いで5勝すべてが福島、小倉、京都という平坦巧者となっている。祖母シンメイユウシュンの父はさらにマイナーな種牡馬タヤスレミグラン。20戦3勝という平凡な成績ながら、仏2000ギニー馬レミグランの持ち込みという貴重な血統を買われて種牡馬入り。産駒数は17頭しかおらず、中央2勝のシンメイユウシュンが出世頭だ。かなり遠い近親になるとはいえ、6代母ワオナの産駒には関門橋Sを勝ち、CBC賞2着、北九州記念、小倉大賞典、中京記念、小倉記念各3着と平坦コースの重賞で大活躍したキヨリユーズキがいるキングハート。夏場の平坦1200メートルはまさにベストの舞台と言えるだけに、ここは重賞初制覇の絶好のチャンスだ。 (笹栗康昭)