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November , 2017
Wednesday


役にたたない英語おせーたる(186)外反母趾のその後

2017年9月2日(土)09時00分更新
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こんな靴の中敷が、なんと450ドル!

こんな靴の中敷きが、なんと450ドル!

 相変わらず、我慢できないほどではないが、時に寝られないほどbunion(外反母趾)が痛むので、podiatrist(足医者)に診てもらうことにした。1年ほど前、オハイオにいたときもpodiatristに診てもらったが、彼女の診断はひどかった。X-ray(レントゲン)を撮ったはいいが、ろくに説明もせず、有無を言わさず痛み止めの注射を打って、painkiller(痛み止めの薬)を処方して終了。おまけに、overcharge(余分な値段を吹っ掛ける)という、医者が医者ならdoctor’s office(事務局)もとんでもなかった。

 こんな苦い経験を二度と繰り返さないためにも、今回は慎重に医者を選んだ。まず、私(というか、私の会社)が加盟する保険会社のウェブサイトでin-network(ネットワーク内)の医者を探す。in-networkとout-of-network(ネットワーク外)があるのだが、要は、医者がその保険を受け付ける(in-network)か受け付けない(out-of-network)かの違いである。out-of-networkの医者にかかると、保険でカバーされないため、請求金額がとんでもないことになる。その昔、間違えて、out-of-networkのdentist(歯医者)で歯をクリーニングしてもらい、200ドル(約2万2000円)の請求書が来たことがある。歯のクリーニングに200ドルなんて、日本ではあり得ない…が、この国ではありなのだ。

 ともかく。ウェブサイトで見つけたin-networkの医者に何軒か電話をするも、受付の態度が悪かったり(人の話を聞かない、まくしたてるなどなど)、そもそも電話に出なかったりして、候補はすぐに絞られた。電話に出た受付の女性の応対がフレンドリーだったし、そのpodiatrist自体の評判もいいみたいということで、かかるpodiatristが決まった。このpodiatristのオフィスが夫の職場の隣のビルだったというのは、予約を入れてから、夫に指摘されて気付いた偶然である。

 診察の当日、オフィスのあるビルへ。医者に診てもらう前にcopay(来院するだけでかかるお金)の支払いを済ます。ま、これは米国ならどこも同じ。

 ようやくpodiatristが出てきたが、頼りなさそうな若いstudent doctor(見習いの医者)を連れている。悪い予感はしたが、podiatristが見守る中、そのstudent doctorが実際の診察を行った。大丈夫か、おい。

 私が、”I’d like to know treatment options. I saw a different podiatrist a while ago, but she didn’t explain or do but gave me a shot and painkillers.”(治療オプションが知りたいんです。前にも足医者に診てもらったことがありますが、説明も何もなく、注射を打たれ、痛み止めの薬が処方されただけでした)とけん制すると、年配のpodiatristが、”There are a variety of options. Shots, pills, surgery … but we’d like to start with a conservative treatment.”(オプションはいろいろあります。注射、薬、手術…でも、従来の治療法から始めましょう)と言葉をはさんできた。conservative treatmentとは、450ドル(約4万9500円)もするカスタムメイドのinserts(中敷き)である。”I don’t mind paying $450 if this is what you recommend …”(これがお勧めの治療法だって言うなら、450ドル払いますよ…)とは言ったものの、450ドルは痛い!

 student doctorが私の足型を取ってくれて、”Your inserts will be ready in a couple weeks. We will explain how to wear them then.”(中敷きは2週間程度で、できてきます。そのときに履き方を説明しますね)と言って、診察終了。「即手術です」と言われなかったのにほっとした半面(手術だったらいったいいくらかかるんだ?!)、診察が物足りないというか、複雑な気分である。

 診察の後、会計に戻り、450ドルを支払った。診察日の時点では、私の保険会社でどれくらいカバーされるのか分からないので、out of pocket(自腹)となった。

 2週間後、insertsが届いた。insertsを受け取りに行って、簡単な説明を聞くだけでもcopayを支払わなければならない。

 で、でき上ってきたinsertsはというと…なんだ、over-the-counter(市販)のものと変わらないじゃないか。これで450ドルもするのか。

 6週間後にinsertsの効果の確認のために、また来院しないといけない。つまり、またcopayがかかる。insertsの効果が出てくれれば文句は言えないが、まったくお金がかかってしょうがない。