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November , 2017
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ルヴォワール はまれば大物に育つ可能性も

2017年9月7日(木)09時15分更新
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オークスは6頭出しだったように、今年の3歳牝馬は当たり年といわれるハーツクライ。夏場は休養していたが、2戦2勝のルヴォワールも期待の大きい一頭。牝馬ながらに520キロの雄大な馬格からも大物感が漂う。ハーツクライ産駒ではワンアンドオンリー(母の父タイキシャトル)、ヌーヴォレコルト(母の父スピニングワールド)など、最近は母方にスピードタイプの血を加えた馬が活躍している。これに対しルヴォワールの場合、母の父グリーンチューン(ニジンスキー系グリーンダンサー直子)は仏2000ギニー馬ながら、祖母の父がエヴリ大賞、コンセイユドパリ賞という芝2400メートルの仏GⅡを2勝した長距離血統のノワールエオール。この血を受け継いだ母リュヌドールも伊GⅠリディアテシオ賞(芝2000メートル)に勝ったほか、本拠地のフランスでGⅡマルレ賞(芝2400メートル)、同ポヌール賞(芝2500メートル)を制したスタミナ自慢。ゼンノロブロイが勝った2004年のジャパンカップ(7着)にも出走している。曽祖母ヴィオレダムールは仏リーディングサイアーに4度輝いたリュティエの産駒で、ジャックルマロワ賞、ムーランドロンシャン賞と仏マイルGⅠを2勝したリュートアンシャンテを産んでいる。牝馬にしてはステイヤー色が強過ぎるルヴォワールだが、それだけにうまくはまればとてつもない大物に育つ可能性を秘めている。(笹栗康昭)