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October , 2017
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大物プロデューサーによる30年以上のセクハラ暴露でハリウッドは大騒動

2017年10月10日(火)02時57分更新
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アシュレイとワインステイン氏(右)(@antoinetteblike/instagram)

アシュレイとワインステイン氏(右)(@antoinetteblike/instagram)

 ハリウッドは今、ある超大物プロデューサーの過去30年以上にわたるセクハラ疑惑で大騒動になっている。その渦中の人物とは、これまで数々の米アカデミー賞受賞作を連発してきたハーヴェイ・ワインスタイン氏(65)だ。

 米紙ニューヨーク・タイムズなど米主要メディアは、米女優アシュレイ・ジャッド(49)や同ローズ・マッゴーワン(44)ら複数の女性がワインスタイン氏のセクハラ行為を告発したと伝えた。

 サスペンス映画「ハイ・クライムズ」などで知られるアシュレイの告白によると、約20年前、ワインスタイン氏からビバリーヒルズのホテルに「ミーティングをしたい」と同氏の部屋に呼び出された。行ってみるとワインスタイン氏はバスローブ姿で現れ、アシュレイにマッサージを求めという。

 それを断ると、今度は自分がシャワーを浴びている姿を見るよう強要。「パニックになって、罠にはめられたと思った」と当時の恐怖を振り返った。

 コメディー映画「ハード・キャンディ」のローズは1996年、ワインスタイン製作のホラー映画「スクリーム」に出演。その翌年、サンダンス映画祭に同氏と一緒に参加した際、アシュレイと同様のセクハラを受けたと告白。ローズはこれまで沈黙を守っていたが、一連の報道を受け「女性たちは戦っている。男性たちも立ち上がって。私たちはあなたたちの支援が必要です」とツイートした。

 ニューヨーク・タイムズはまた、ワインスタイン氏の会社で働いていた多くの女性たちもセクハラ被害を告発したと報道。「自分と肉体関係を持てばキャリアアップになる」などと性行為を求めたという。

 同氏のセクハラ疑惑報道が過熱する中、同氏が設立した会社「ワインスタイン・カンパニー」が同氏を解雇したことが明らかになった。

 同社は8日「この数日間に明らかになったハーヴェイ・ワインスタイン氏の不適切な行動について、取締役はワインスタイン氏を即時解雇することを決定し、本人にその旨を伝えた」と声明を発表した。取締役には同氏の実の弟ロバート・ワインスタインも含まれている。

 ワインステイン氏がプロデュースした米アカデミー賞受賞作品には「恋におちたシェイクスピア」(98年)、「ロード・オブ・ザ・リング」(2001年)、「シカゴ」(02年)、「コールド マウンテン」(04年)、「国王のスピーチ」(10年)、「世界にひとつのプレイブック」(12年)などが含まれる。

 同氏には07年に再婚した妻がいる。