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October , 2017
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アエロリット クロフネ産駒初の2000メートル重賞VをGⅠの舞台で飾れるか

2017年10月12日(木)09時19分更新
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NHKマイルCでようやく2勝目を手にしたアエロリット。初距離となった1800メートルのクイーンSでは、18キロ増ながらも大逃げの形でそのまま押し切る強い競馬。それまで勝ちあぐんでいたのがうそのような快勝だったが、今回はさらに1ハロン延びる距離が大きな課題となる。アエロリットの父はクロフネ。同産駒で2000メートルの重賞で連対実績があるのはトリップ(弥生賞)、パドルウィール(金鯱賞)、クラリティスカイ(中山金杯)の3頭だけで、しかもいずれも2着まで。牝馬は1頭の連対もおらず、11年の秋華賞ではホエールキャプチャが1番人気で3着に敗れている。それに対し牝系の方では、母アステリックスこそ1戦0勝だが、祖母アイルドフランスは仏GⅢミネルヴ賞(芝2500メートル)、米GⅢヒルズボローH(芝1700メートル)の勝ち馬。同じくアイルドフランスを祖母に持つ馬に、NHKマイルC、マイルCSのGⅠ2勝を含め、重賞6勝を挙げ最優秀短距離馬に輝いたミッキーアイルがいる。その半弟タイセイスターリーもシンザン記念2着、共同通信杯4着と活躍している。曽祖母ステラマドリッドもエイコーンSなど米GⅠ4勝(ダ6ハロン~8ハロン)の名牝。産駒のダイヤモンドビコーは阪神牝馬Sなど牝馬重賞を4勝し、最優秀古牝馬に選ばれるなど活況を呈している。父クロフネに加え、母の父もネオユニヴァースという配合なら週末の雨予報にも何ら不安はなく、また前走で古馬相手に圧倒したレースぶりからは、スピードの生きる京都の内回りなら克服できる下地は十分にある。クロフネ産駒として初の2000メートルの重賞制覇をGⅠで飾ることができるか、大いに注目される。(笹栗康昭)