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November , 2017
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米映画アカデミーがワインスタイン氏を除名 フランスは最高勲章の剥奪へ

2017年10月16日(月)02時35分更新
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2012年にレジオンドヌール勲章を受賞したワインスタイン氏(中央=@samaelfane/instagram)

2012年にレジオンドヌール勲章を受賞したワインスタイン氏(中央=@samaelfane/instagram)

 ハリウッドの超大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン氏(65)によるセクハラ疑惑が各界に波及している。米アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは14日、会員だったワインスタイン氏を同アカデミーから除名したと発表。フランスは同氏に叙勲した同国最高勲章の剥奪する方針だ。

 同アカダミーは、理事会が緊急招集した投票で、ワインスタイン氏を即時除名するために必要な3分の2以上の投票が得られたと報告。「仲間たちから尊重されない人物を追放しただけでなく、我われの業界で性的暴力やセクハラを見て見ぬふりをしたり、恥ずべき共犯行為に及んだりする時代は終わった」などと声明を発表した。

 これまで同アカデミーから除名された会員は、映画「ゴッドファーザー」シリーズに出演した米俳優カーマイン・カリディ(83)だけ。カーマインは2004年、アカデミー会員に配布される新作映画のコピーを配布したことが原因で除名された。

 一方、エマニュエル・マクロン仏大統領は15日、2012年3月にワインスタイン氏に授与した「レジオンドヌール勲章」を剥奪することを検討していると発表した。

 同賞はナポレオンによって制定され、現在も同国最高勲章として政界や司法、外交などで功績のあった人や、スポーツや芸術の分野に貢献した人たちに与えられる。

 日本人では皇族や初代総理大臣・伊藤博文をはじめ、ソニー創業者・盛田昭夫、ノーベル文学賞受賞作家・大江健三郎らが受賞。昨年は映画監督・北野武が同賞を叙勲され、話題になった。