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December , 2017
Tuesday


ヴィクトリアズ・シークレット上海ショー 中国当局があの歌手を入国拒否

2017年11月24日(金)09時00分更新
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ショーは大盛況だったが…(@victoriassecret/instagram)

ショーは大盛況だったが…(@victoriassecret/instagram)

 その時々のトップアーティストを迎えて世界のトップモデルが出演し、毎年注目を集める米ランジェリーメーカー大手ヴィクトリアズ・シークレット(VS)のファッションショーが今週、初めて中国で開かれた。豪華絢爛なショーは大盛り上がりだったが、その裏では出演予定だった米人気歌手ケイティ・ペリー(33)やスーパーモデル、ジジ・ハディッド(22)の入国が拒否されるという中国らしい事態が起きていた。

 これまでVSのショーは年1度、ニューヨークやロサンゼルス、パリなど毎年場所を変えて開催されてきた。そんな中、中国の巨大市場に目をつけた同社が今年はアジア初となる上海でのショーに踏み切った。そんなショーの目玉アーティストとして出演が決まったケイティだったが先週、突然ビサ申請が中国当局に拒否されてしまったのだ。

 米CNBCなど欧米メディアによると、理由は公表されていないものの、2015年にケイティが台湾の台北公演を行った際のある行動が中国当局の怒りを買ったのだという。同公演でケイティは「反中国」のシンボルとなったヒマワリをモチーフにしたドレスを着用。地元の人たちに台湾国旗を掲げて台湾支持を訴えたのだ。

 今回の件についてケイティの関係者は「当初、ビサ(査証)は大丈夫という話だったが、中国当局の態度が変わって申請が許可されなかった」と説明。「中国で公演を希望するどの外国人アーティストもそうだが、当局はSNSや報道内容を事細かくチェックして中国への不適切な言動が無かったかを調べるようだ」と推測した。

 米人気ロックグループ、マルーン5も15年、チベット人の精神的支柱とされるダライ・ラマ14世の誕生日を祝ったことが中国共産党の逆鱗に触れ、入国を拒否されて公演は中止に追いやられた。

 一方、ジジは今年2月、笑いながらアジア人への差別とも取られる“細い目”のポーズをしている動画を妹のベラ・ハディッド(21)がインスタグラムに投稿。動画はすぐに削除されたが後の祭り。ツイッターなどのSNSで猛批判を浴びた。

 米紙ニューヨーク・ポストの芸能サイト「ページシックス」は問題のインスタ動画が入国拒否の理由だと指摘した。だが、同じくスーパーモデルのベラは中国入国を許可され、ショーに登場した。