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April , 2018
Wednesday


役にたたない英語おせーたる(197)永住権申請の最終段階

2017年12月9日(土)09時00分更新
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 ついに、永住権(いわゆる「グリーンカード」)申請の最終段階である、interview(面接)の日がやってきた。1月に申請してから、ほぼ1年がかりの道のりである。

 interviewが行われるfield office(地方事務所)までは、電車で一駅+徒歩15分の距離なのだが、bunion surgery(外反母趾の手術)後で、ガンダムブーツを履いている身では歩くのもままならない。ということで、徒歩の部分はバスを使用した。

 interviewは朝の7時15分に予定されていたので、早起きして7時前に到着するように出かけた。ら、まだビルは閉まっていたが、すでに入館待ちの列が出来ていた。

 セキュリティチェックを済ませて、指定の窓口で書類を提出し、待つこと30分。ようやく名前が呼ばれて、夫婦そろって面接室に通された。右手を挙げて「真実だけを述べます」的な宣誓をして着席した。interviewer(面接官)は非常に深刻な面持ちの比較的若い女性だ。

 私たちのinterviewは出端からくじかれた。”When did your wife come to this country for the first time?”(あなたの妻がこの国に初めて来たのはいつですか?)という質問に、夫が即答できず、”You should have talked about that kind of thing, shouldn’t you?”(そういう話はしているはずじゃありませんか?)などと嫌味を言われた。急に言われて年を逆算するのは簡単ではない。だからといって、適当な年を言って、うそを言っていると思われては、元も子もない。

 もちろん、私も質問を受けた。”You were a student before. How many times did you go back to your country while you were a student?”(以前は学生でしたね。学生の間、何回本国に帰りましたか?)と聞かれて、”I believe I went back at least once a year. So, four, five times?”(一年に一回帰っていたはずなので、4回か5回ですかね?)と答えると、interviewerはコンピューターをはじいて、”You did once in such and such year, twice in such and such year, twice in such and such year …”(この年に1回、この年に2回、この年にも2回…)と、私の出入国記録を読み上げ始めた。

 おまけに、”You should have had your old passport with you. Then, you could answer correctly.”(古いパスポートを持ってくるべきだったんですよ。そしたら正しく答えられたでしょ)。「誰が無効のパスポートをいつまでも保管してるっていうんだよ」と腹が立ったが、ぐっとこらえた。しかも、私の答えはそれほど外れてない。

 ほかにも、なりそめやプロポーズの様子、米国内で一緒に行った場所などについて聞かれた。

 最大の難関となったのは、夫の仕事や住まいについてだった。夫は会社勤めなのだが、当日、社員証や雇用証明書を持参しておらず(そんなものを持参する必要があるとは知らなかった!)、その点を指摘された。”You should have brought some documents to show you are employed and you are living together. Something like a letter of employment, a pay slip, a lease agreement, utility bills.”(雇用や、一緒に住んでいることを証明する書類を持ってくるべきだった。内定書、給料明細票、賃貸契約書、公共料金請求書などですね)。

 interviewは30分程度で終了したが、指摘された書類を当日中に提出せよということになり、夫は仕事があるので、私がいったん家に帰り、再度出かけて提出した。術後にこの足で、である。「配達証明書付きで提出すればいいですよ」的なことが言えないのは、融通の利かないお役所ゆえか。さすがに、interviewerもかわいそうに思ったようで、2回目に出掛けた際は、”I’m so sorry. Take care.”(ごめんなさいね。気を付けてね)と同情された。悪い人ではないのだ。

 質問のいくつかにつまずいたものの、interviewerに厳しく突っ込まれることもなかったし、不足していた書類も提出したので、大丈夫なはず。と、信じたい。

 interviewerによれば、何も問題がなければ、2~3週間でグリーンカードが届けられるそうだ。