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April , 2018
Wednesday


G線上のホース 阪神JF 「総論と各論を混同しない」

2017年12月9日(土)07時00分更新
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阪神11R 阪神JF

先週行われた全72R中で1番衝撃を受けたのは土曜・阪神のシクラメン賞でした。2歳戦では驚異的と言っていい1.45.6。これはもう将来の重賞制覇が確約されたと言っても良い程の時計です。3歳春に同コースで行われる毎日杯でも、1分45秒台で勝った馬はいません。勝ち馬のオブセッションを手放しで褒めても良いと思うのですが、一応触れておきたい事も有ります。数年前から阪神の馬場がイメージよりも軽くなっているのではないか?という仮説です。実際に昨年や今年のレースで、馬場が重や稍重でも速い時計が出ると感じた方もいらっしゃるかと思います。抽象的ですが、京都コースの馬場に近くなっているイメージです。具体的な検証はここでは控えますが、残りも3週有るのでそういう意識で個人的には阪神芝を考えてみたいと思います。今週は香港国際競走のレースも掲載しましたので、参考にして頂ければ幸いです。

※推奨馬の横に自信度を掲載します。
★★★★★…どんな人にも薦められるG線上のホース渾身の一鞍。
★★★★☆…当日で絶対に買いたいレース。筆者も入れます。
★★★☆☆…1日の中でも当てておきたい、核となるレース。
★★☆☆☆…ここから筆者はきちんとした額で馬券を購入しています。
★☆☆☆☆…無理をして買わなくても良いレベル。

【推奨馬】リリーノーブル 自信度★★★☆☆

◎リリーノーブル
○ロックディスタウン
▲ラッキーライラック
△マウレア
△トーセンブレス
△コーディエライト
☆トーセンアンバー
  
期待が大きかっただけに種牡馬オルフェーヴルの初年度産駒に良いイメージは無いが(7頭勝ち上がり)、現時点で2勝馬・重賞馬はロックディスタウンとラッキーライラックの2頭のみ。いずれも牝馬で、体重は480~490キロと大きな部類。今後の産駒の扱いのヒントになるかもしれない。大切なのはオルフェーヴル産駒全体のイメージとこの2頭を混同しないこと。いずれも特にマイナス材料は無く強い競馬をしており、同時期の牝馬限定戦ならばGIでも嫌う理由は無い。
それを承知の上で中1週のリリーノーブルをその上に取りたい。まず触れておきたいのは新馬戦でのパフォーマンス。アルテミスS同日に行われたレースで、3馬身半差の見た目もさることながら、前半スローにも関わらず走破時計は0.6秒しか変わらなかった。前走の白菊賞もインがすっぽり空いたとはいえ、先行策から加速ラップで押し切っての楽勝。今年の阪神の馬場はインの先行馬が圧倒的に有利の馬場で、同馬にとっては力が発揮しやすい馬場なのも大きい。ルーラーシップ産駒はまだ2年目だが、日本近代競馬の血脈が詰まっている血統で今後も大きく期待出来る。
相手はオルフェーヴル産駒2頭、ディープインパクト産駒3頭を据えれば、まず問題無いだろう。馬券は単勝と○▲への馬連と、3連単フォーメーション◎⇔○▲→印各馬で組み立てる。

中山11R カペラS

【推奨馬】ニットウスバル 自信度★★★☆☆

◎ニットウスバル
○ディオスコリダー
▲キクノストーム
△ブルミラコロ
△スノードラゴン
△ブルドッグボス
△サイタスリーレッド
 
昨年は1~3番人気の先行・好位勢で平穏な結果になったが、基本的には快速自慢がハイペースを誘発して差し・追い込みも決まるレース。中山ダート1200mで【1.1.0.1.0】と追い込み馬としては異例の好相性ニットウスバルを推す。末脚だけならば現役では屈指の破壊力で、ダート1200mは通算だと【4.3.2.1.0】と前述の中山ダート1200mで4着が1度有る以外は全てが3着以内。その5走前の4着となったレースはハンデ戦で1番人気とマークされる立場で、決してこの脚質と手が合うとは言いにくい戸崎が鞍上だったのもあるだろう。ここまで9走連続で上がり3Fが3位以内。今回の鞍上も全面の信頼は置きづらいが、小細工は必要なく内枠でじっとして大外をブン回す競馬でも十分届く。
相手で面白いのは昇級戦でもディオスコリダー。先行自在型で本命にしようか迷った位の馬。まだ3歳で今後もダート短距離では気に掛けておきたい存在。一昨年の覇者キクノストームも抑えておくべきだろう。馬券は単複と馬連、3連複軸1頭流しで組み立てる。

【純・推奨馬】

シャティン8R 香港カップ ワーザー 自信度★★☆☆☆

◎ワーザー
○ポエッツワード
▲ドーヴィル
△タイムワープ
△ネオリアリズム
△ステファノス

15-16シーズンの香港年度代表馬ワーザーにようやく復活の兆し。この春のQE2世Cこそモレイラ・マジックのネオリアリズムに抜け出しを喰らってしまったが、シャティンの2000mでは4戦目にして初の敗戦だった(全てGI)。前走は2000mのGⅡをしっかりと勝ち切って迎える大舞台。前走天皇賞組の日本馬2頭は少し嫌って、香港の大将格から勝負したい。

シャティン7R 香港マイル ビューティーオンリー 自信度★★☆☆☆

◎ビューティーオンリー
○シーズンズブルーム
▲サトノアラジン
△ビューティージェネレーション
△ジョイフルトリニティ

スプリントと比べてマイルは内枠がごちゃつくので狙いは外枠の差し馬。今年の安田記念6着馬ビューティーオンリーは昨年のこのレースの覇者。今シーズンの3走はあくまでも試走で、着実にこのレースに照準を合わせて来た。待望の外枠でしっかりと構える形ならば、このメンバーでは決め手が1枚上だろう。

シャティン5R 香港スプリント ミスタースタニング 自信度★★★☆☆

◎ミスタースタニング
○ラッキーバブルズ
▲サインズオブブレッシング
△ワンスインナムーン
△アメージングキッズ

昨年も内枠勢が独占したレースで、日本と比べてもスプリントのレベルが高いのが香港。連勝中のミスタースタニングはGIこそ2着が1度有るだけだが、ここまで通算【9.2.1.3】の超堅実派。今回の立ち回りやすい好枠は大きなアドバンテージ。人気でもここは押し切り濃厚だろう。

シャティン4R 香港ヴァーズ キセキ 自信度★★★☆☆

◎キセキ
○ハイランドリール
▲タリスマニック
△イーグルウェイ
△トーセンバジル

正直、今年の香港遠征で買える唯一の日本馬がキセキ。現地到着後は皮膚病が出たりコンディションの面での不安は有るが、競馬ではまだ底を見せていないのも事実。仮に有馬記念に出走していたとしても、好勝負は必至だっただけに悔やまれるがデムーロはこの馬の為だけの遠征。初の海外遠征で古馬とも初対決、しかも3歳馬は同馬のみと過酷なレース。それでもルーラーシップ初年度産駒の最高傑作としての走りを応援も込めて堪能したい。ちなみにその父ルーラーシップは国内で達成出来なかったGI制覇を香港で制覇している。