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January , 2018
Wednesday


G線上のホース 有馬記念 「一族の血、騒ぐ」

2017年12月23日(土)07時00分更新
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中山11R 有馬記念

末恐ろしい走りだった朝日杯FSのダノンプレミアム。掛かり気味に先行したあの位置から、最速上がりを使われたら他馬は為す術がありません。これで2歳牡馬戦線はダノンプレミアム、ワグネリアン、オブセッション、ヘンリーバローズの4頭にホープフルS組がどう絡んで来るか。先に挙げた4頭は何だかんだでディープインパクト産駒。牡馬の大物が出ない…、値段の割りに…とネガティヴな意見が少なからず有る中での躍進。来年から種付け料が3000万円から4000万円に上がるのはある意味、必然なのかもしれません。牝馬戦線は阪神JFの上位組と、年明けのフェアリーSに何頭も面白い存在が揃っています。有馬記念も勿論ですが、明け3歳勢も本当に楽しみです。
さて肝心の有馬記念ですが、キタサンブラックが外枠に入る前提ならば大きな勝負をしても良いかなと思っていただけに、少額投資の穴狙いに切り替えます。絶対に当てなくてはならない方は、ヒモに一考して頂くだけで十分です。

※推奨馬の横に自信度を掲載します。
★★★★★…どんな人にも薦められるG線上のホース渾身の一鞍。
★★★★☆…当日で絶対に買いたいレース。筆者も入れます。
★★★☆☆…1日の中でも当てておきたい、核となるレース。
★★☆☆☆…ここから筆者はきちんとした額で馬券を購入しています。
★☆☆☆☆…無理をして買わなくても良いレベル。

【推奨馬】トーセンビクトリー 自信度★☆☆☆☆

◎トーセンビクトリー
○キタサンブラック
▲ヤマカツエース
△シャケトラ
△レインボーライン
△サクラアンプルール
△サトノクロニクル
△スワーヴリチャード
  
「有馬記念でふざけた予想かよ」と突っ込まれるかもしれないが、真剣に検討した結果の予想なのでご容赦願いたい。冒頭にも触れたが、キタサンブラックが外枠に入った場合のみ大勝負出来ると思っていただけに、今回の枠順でレースの質がだいぶ変わってしまったのは事実。少額での穴狙いにシフトしたい。
有力馬にここまで不安要素が揃っているのも珍しい。キタサンブラックは宝塚記念を見る限り、外々を回る競馬が苦手だっただけに内枠を引けたのは非常に大きな幸運で、展開面からは割引けない。ただ有馬記念は一昨年3着、昨年2着のレースだが必ずしも中山でパフォーマンスを上げるタイプでは無い。事実、中山でのGI勝ちは無い。完全には消せないが、引退レースで過剰人気になるので1番厄介。次にスワーヴリチャードだが、能力自体は3歳トップクラス。肝心なのは右回りの適性。右トモが弱いので左手前で走るのが苦手。右回りの最後の直線は左手前で走るのが通常なので直線で伸びないのはこのせい。これが皐月賞6着の敗因で、それは陣営も認めている。今は克服可能とのコメントも有るが走るのは馬だ。シュヴァルグランの前走は何もかもが全て向いたレース。去年のこのレースは6着に敗れており、そもそもハーツクライ産駒は右回りのGIで1勝も挙げていない。サトノクラウンは出走を2週間前まえで渋っていた経緯が有り、直前も異例のポリトラック追い。中山適性は有ると思うが、状態面での不安は拭い切れない。長くなったが上位4頭にはそれぞれの不安が有る。
推奨するのはトーセンビクトリー。GI勝ちも無く、近走も目立っていないこの馬が今年の有馬記念の最大の惑星。一族は完全なる有馬血統で母トゥザヴィクトリーは6番人気3着、全兄トゥザグローリーは14番人気、9番人気で2年連続3着、全兄トゥザワールドも9番人気3着。切れる脚は使えないが、一瞬の脚が活かせる中山2500mは合う。実際に自身初の中山コースだった6走前の中山牝馬Sは内から巧く立ち回っての勝利。前走は鞍上との呼吸が合わず抑え過ぎたのが敗因。中山を得意とする田辺で内枠に入った今回は楽に先行出来る。頭は到底無理、2着も厳しい、でも3着ならば無いこともない…。今年の有馬記念はこの馬からの少額勝負。馬券は複勝とワイド流し、3連複◎○の2頭軸で組み立てる。

【純・推奨馬】

中山12R クリスマスC イノバディブ 自信度★★☆☆☆

※単複のみ推奨
新馬戦の勝ちっぷりが中々で当時から注目していたが、とにかく折り合い面で不安が有るイノバティブ。ハマった時の末脚は中々だが、とにかくレースが下手。前走は不良馬場に助けられた形で。道中我慢が効かなくなって強引に動いて3着に残したものの不本意な内容だった。今回はデビュー以来初の1200m戦。これならば小細工無用の競馬で力量的にも好勝負に持ち込めるはず。

中山8R クリスマスローズS アイスフィヨルド 自信度★★★☆☆

※単複のみ推奨
現役時代は3勝のみで血統的な面で期待され種牡馬入りしたのがアイスフィヨルドの父クリストワイニング。これまで産駒の活躍はそれほど見られなかったが、アイスフィヨルドの母父はディープインパクト。どうやらこれが功を奏した様で、強い内容で未勝利戦を勝ち上がった。1400~1800mを走ったが前走の1400m戦はハイペースにも関わらず行きたがっており、今回の1200m戦で更にパフォーマンスを上げる可能性を秘めている。幸いにも地味な血統で人気も出ないのが美味しく、ここは狙い時。