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April , 2018
Tuesday


役にたたない英語おせーたる(200)爆弾低気圧

2018年1月6日(土)09時00分更新
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 正月明け早々、East Coast(東海岸)はbomb cyclone(爆弾低気圧)に見舞われた。で、bomb cycloneって一体なんだ?!ニュースで連発されるその言葉の意味を実際の天候から学んだ。実にとんでもない吹雪と強風である。bomb cycloneはそんな暴風雪を呼称するためにmeteorologist(気象学者)たちが創造した新語らしい。bomb(爆弾)なんて、まあ、おどろおどろしい。ちなみに、昨シーズンだったかには、polar vortex(極渦)とかいう言葉がはやった(?)らしい。異常な気象現象のたびに、脅威(というか興味)を煽ってニュースを売るために、こうしたscary term(怖い言葉)が考案されるのだ。

 話を元に戻す。Atlantic Ocean(大西洋)南部で発生した巨大な低気圧、bomb cycloneが、がっつりEast Coastに沿って北上したものだから 、海岸沿いの地域にどっかんどっかん雪を落としていったようだ。Florida(フロリダ州)やCarolinas(ノースカロライナとサウスカロライナの2州)など、温暖な気候で知られる州でまで雪が降ったというから異常中の異常である。

 が、以前にも書いたが、米国のニュースで”climate change”(気候変動)という言葉が使われることはない。brutally cold(残忍なほどの寒さ)とか、frigid air(極寒外気)とか、historic winter storm(歴史的な冬の嵐)とかとか、耳にインパクトのある言葉は無駄なほど頻繁に聞かれるんだけど…。

 Northeast(北東部)のここも、4日の明け方から雪が降り出し、私が起床したころには外は真っ白で、吹雪いていた。

 Freezing point(氷点)以上であれば、雪は降ってもすぐ溶けるのだが、bomb cycloneに襲われる前から最高気温でもbelow freezing point(氷点下)という状態が数日続いていて(しかも、セ氏でマイナス10度とかマイナス15度とかのレベルである)、来週月曜日までfreezing pointに届かないことが予想されている。つまり、降りに降りまくった雪が溶けないということだ。溶けたら溶けたで凍ってしまう。

 もちろん道路には事前に凍結防止用の塩がまかれているのだが、ニュースで見る限り、blacktop(アスファルト)が見えないほど雪が積もっている。plow truck(除雪車)が雪をかこうにも、powder snow(粉雪)なため、かくしりから空中に舞ってしまって雪かきにならないらしい。スキーヤーにはありがたいpowder snowも、below freezing pointが続く都会では大迷惑である。

 もちろん学校は閉鎖。空港も一時閉鎖したり、再開しても間引き運航だったり。夫の会社も、ビルが閉鎖されたため、在宅勤務となった。

 ニュースはこの日一日、bomb cyclone報道一色だった。って、一日中テレビを見ていたわけじゃないが、テレビをつけるたびに雪が報道されていたから、こう言っても過言ではないだろう。

 しかし、よくもまあ毎シーズン、極端な気象が起こるものだ。climate changeの影響を肌で感じる…おっと、この言葉はこの国では通用しないんだった。