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April , 2018
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「これがハリウッドの男女賃金格差!」と米メディア ネットはさめた見方

2018年1月12日(金)03時30分更新
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撮り直しにボランティアしたミシェル(@michelleingridwilliams/instagram)

撮り直しにボランティアしたミシェル(@michelleingridwilliams/instagram)

 少年へのセクハラ行為が発覚した米俳優ケヴィン・スペイシー(58)がスリラー映画「オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド」(原題)を降板したことで撮り直しになったが、その分のギャラをめぐり、「またもやハリウッドの性差別による賃金格差が露呈した」と米メディアが大騒ぎしている。一方、ネット上では「ピント外れ」「これもフェイクニュース?」などとさめた意見が多い。

 同作品はリドリー・スコット監督がメガホンをとり、米女優ミシェル・ウィリアムズ(37)と同俳優マーク・ウォルバーグ(46)が主演。助演のケヴィンに代わってカナダ人俳優クリストファー・プラマー(88)が決まった。本編はすでにクランプアップしていたが、急きょ10日間で取り直しが行われ、その分の報酬として「マークには150万ドル(約1億6700万円)が支払われたが、ミシェルにはわずか1000ドル(約11万円)だった」と米紙USAトゥデーなど米メディアが一斉に報じたのだ。

 これを受け、ミシェルの親友で米女優のビジー・フィリップス(38)がすぐに反応。「受け入れられない!全くもって受け入れられない!」と激怒ツイート。

 男女同一賃金を訴え活動をしてきた米女優パトリシア・アークエット(49)もツイッターで「エージェントは、自分たちのクライアントが十分な報酬が支払われないことに黙っていてはだめ」とつぶやくなど、他の女優たちからも製作サイドに批判が殺到した。

 ところが、実はマーク以外の出演者は撮り直しに限り、「ギャラはいない」と宣言していたのだ。撮り直しに約1000万ドル(約11億1000万円)の出費が必要となったが、スコット監督は「この金額ですんだのはみんなが無報酬でやってくれたから。クリストファーには支払わなくてはいけないけれど、私もミシェルもノーギャラだった」と明かした。

 実際、撮り直しが決まった時、ミシェルは「スコットのチームに必要とされればいつでもどこにでも行く、ギャラも休みもいらないって言ったわ」と話していた。

 ハリウッドで男女の賃金格差が存在することは事実だが、今回に限って製作サイドを批判するのは的外れのようだ。米ネット掲示板では「ミシェルは撮り直しにボランティアし、マークはしなかった。それだけのこと。性差別とは無関係」「これフェイクニュースなんじゃないか」などの書き込みであふれた。