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June , 2018
Saturday


平昌五輪男子ハーフパイプ優勝ショーン・ホワイト 勝利後会見の質問に…

2018年2月15日(木)03時41分更新
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 この人までセクハラ疑惑の渦中にいたとは――。平昌冬季五輪の男子スノーボード・ハーフパイプで日本の平野歩夢選手(19)に最後の最後で大逆転し、金メダルに輝いた米国のショーン・ホワイト選手(31)が14日、勝利後の会見で米ABCニュースの記者から突然、セクハラ訴訟について質問されたのだ。

 記者から「セクハラ被害を受けたという(女性の)主張は、あなたの名声を汚すことになるか」と聞かれたショーンは、晴れの舞台でのまさかの質問に「ここはオリンピックについて話す場で、“ゴシップ”について語る場所じゃない」とかわした。

 ショーンを性的嫌がらせで訴えていたのはリナ・ザワイデというロックバンド「バッド・シングス」の元ドラマー。実はショーン、同バンドを率いるリードギタリストとして活躍する、もう一つの顔を持っているのだ。

 そのリナは2016年、ある芸能メディアとのインタビューで「一緒に音楽活動をしていた7年間、ずっとショーンからセクハラ被害を受けていた」と爆弾発言したのだ。

 そして同年5月にショーンと事務所を相手取り、ギャラ不足分の支払いを求めて提訴。続いて8月、ショーンから頻繁にわいせつな画像やメッセージを送りつけられたり、ポルノビデオを見るよう強要されたなどとしてセクハラ裁判を起こしたのだ。

 リナはまた、バンドの“紅一点”としてセクシーな衣装を着るよう求められたり、髪を切るよう迫られたが、拒否したために解雇されたとも訴えていた。

 ショーンは原告の言い分の一部を認め、17年5月に和解。内容については公表されていない。

 だが今回、会見でリナの主張を“ゴシップ”と表現したことについて、裁判でリナの弁護士を務めたローレンス・ボーム氏が反発。米芸能サイト「TMZ」の取材に「(リナは)問題はすでに過去のものとして、これから幸せになろうとしている最中の今回の発言。ホワイト氏は米国におけるセクハラ問題を最小限に押さえ込もうとしている」と批判した。

 ハリウッドに始まり米国の各界に広がったセクハラ告発という流れの中、ショーンがトリノ、バンクーバーに続き3つ目の五輪金メダル獲得という偉業を達成したにもかかわらず、米メディアが大々的に報じたのはショーンの過去を蒸し返すというネガティブなものだった。