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June , 2018
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【アカデミー賞】「シェイプ・オブ・ウォーター」が作品賞など4部門獲得

2018年3月5日(月)03時34分更新
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受賞スピーチする「シェイプ・オブ・ウォーター」で「作品賞」に輝いたのデル・トロ監督

 第90回アカデミー賞授賞式が4日(日本時間5日)行われ、下馬評通り「シェイプ・オブ・ウォーター」が作品賞を獲得し、監督賞を含む計4部門を受賞した。また、「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」でロサンゼルス在住の辻一弘さん(48)が英国人2人と共にメーキャップ&ヘアスタイリング賞に輝いた。

 日本でも1日から公開されている「シェイプ」はギレルモ・デル・トロ監督(53)のSFロマンス。幼少期のトラウマから声を失い、政府の極秘研究施設で清掃員として働く女性と、実験材料としてアマゾンから連れてこられた半漁人との心の触れ合いを描いた傑作。SF映画の「作品賞」獲得は初めてだ。その他、音楽賞と美術賞でも受賞し、今回最多4部門でのオスカーとなった。

 式典の最後に発表される「作品賞」には昨年と同じ米俳優ウォーレン・ベイティ(80)と同女優フェイ・ダナウェー(77)がプレゼンターとして登場。スタンディングオベーションで迎えられた2人は緊張の面持ちで封筒を開け、「ウィナーは『シェイプ・オブ・ウォーター』」と受賞作を発表した。

 昨年は運営側が間違った作品名が記された封筒を手渡したことから、ウォーレンが受賞作を「ラ・ラ・ランド」と発表(本当の受賞作は「ムーン・ライト」)し、式典の最後の最後でカオスになるという大惨事を招いた。

 今年の式典ではそれをネタにした演出も。「スター・ウォーズ」シリーズから米俳優マーク・ハミル(66)、同女優ケリー・マリー・トラン(29)と同シリーズのロボットキャラクターBB‐8がアニメ部門のプレゼンターとして登場。マークは封筒を開けながら「『ラ・ラ・ランド』って言うなよ。『ラ・ラ・ランド』って言うなよ」と自分自身に言い聞かせるようにつぶやき、会場を爆笑させた。

 一方、日本人初となるメーキャップ&ヘアスタイリング賞を獲得した辻さんは受賞対象作品の主人公、元英首相チャーチル役を演じて主演男優賞を獲得した英俳優ゲイリー・オールドマン(59)の特殊メークを手掛け、ゲイリーからは「魔術師のようだ」と絶賛されたという。

 辻さんは2007年に「もしも昨日が選べたら」、08年の「マッド・ファット・ワイフ」でもノミネートされ、高い評価を得ていた。

 その他では、女手一つで育ててきた娘をレイプされ、殺された母親が、警察の手ぬるい捜査に怒りを覚え、自ら犯人を追うドラマ映画「スリー・ビルボード」(日本では2月1日公開)で、母親役を演じた米女優フランシス・マクドーマンド(60)が主演女優賞を受賞。警官役の米俳優サム・ロックウェル(49)に助演男優賞が贈られた。

 また、元米フィギュアスケーター、トーニャ・ハーディング選手の半生を描いた「アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル」(日本では5月4日公開)の米女優アリソン・ジャニー(58)が助演女優賞を受賞した。