| 秋葉系応援団・秋ちゃんレポート |
| 【アイドル・スカウト・怖いワナ】 ◆アキバ系アイドル誕生ミステリー アイドルを抱える事務所も大変である。 アイドルには憧れるものの、現実は厳しく途中でやめてしまう女の子がほとんどで、またアルバイト(時給)でやっている子も多いので事務所もなかなか安定しないのが現状である。 しかし事務所を構える以上、やはり売り上げ(利益)を上げなければならない。 主な営業は、アイドル写真撮影会・アイドル写真集の制作販売、DVD制作販売・ライブ、イベント活動等になるが、そのためには次々に人気の出そうなアイドルを発掘して育てなければならないのだがなかなか簡単には見つからない。 そこで、人気のありそうなフリーの路上アーティストや、可愛い女の子をスカウトし、短期間でアキバ系アイドルに仕立て上げ、CDやDVDを制作し発表会や発売イベントを行うというパターンに陥ることがある。 だが、そもそもそれほどの実力のあるフリーのアーティストがゴロゴロといるわけでもなく、ほとんど口パクでもなんとかなる・・いや・・なんとかする・・・のも秋葉系?と思わず苦笑い。 このような即席アイドルでは長く続くわけもなく、気の毒ではあるが数回のイベントで消えて行くアイドルを見るのが悲しい。 ◆某芸能事務所のこと 約2年前の夏の話し。 私の友人の娘さんが原宿でスカウトされた。 彼女は地方の専門学校に通う18歳、たまに原宿に遊びに行くとよく芸能事務所からスカウトされる。 本人も小さい頃から芸能界に興味を持ち、雑誌などをみて何度かオーデションを経験しており、よく最終選考に残ったりしていたが、父の強い反対もあり断念していた。 しかし、今回の話については娘さんの執拗な説得でお父さんも一緒に面接に行く事となり、私にも同席してほしいとの事で六本木交差点から徒歩10分程の雑居ビルにある芸能事務所に同行した。 ![]() 約20坪ほどの雑然とした事務所に入ると、案内されたテーブルの近くではやはりスカウトされたとみられる若い女性が面接を受けていた。 ふと近くにスケジュール表のようなものが目に入り、見ると毎日2〜3組の面接の予約が入っているようで、スカウトマンはたぶん出来高歩合制で頑張っているのだろうと感じた。 しばらくして、汗を拭きながら面接に現れたのはスカウトマンではなく事務所の取締役という中年の男性。 「スカウトした人はすでに辞めたのですが、きっと貴方に魅力を感じて声をかけたのでしょう」と面接が始まる。 面接官は、いままでの自社と芸能界と関わりや自社で制作したアイドルのDVD他、過去に参加したと思われるイベントのポスターなど見せながら語り始め、「今は売れて自社から離れているが、OOさんも通っていた」などと、少し売れている有名人なども織り交ぜながら話しを進め、レッスンスタジオ等のパンフレットを出して、関連教室?のようなニュアンスで各教室の説明をする。 そして、最後に「一番大切なことは本人の本気とやる気」で話で締めくくった。 当然でしょうがこの面接官(取締役)は、なかなか見事なトークで夢を語り、最後のクロージングも本人の決断次第と、まるでMLMか何かの説明会のような印象だった。 約1時間ほどで面接を終え、後日返事をすることにして事務所を出た。 そうそう、私達より先に来ていた女の子はいろいろと質問している様子で、まだ話は続いていた。 また同ビルの他の階にはダンス等のレッスンスタジオもあると言っていたが見学は出来なかった。 私は事前に彼女と父に、大なり小なり芸能関連教室への入校目的に近い芸能事務所は沢山あり、それら各種教室(学校)からの利益(またはマージン)で成り立っているケースが多い事を説明していたが、今回の話の中で各教室でのレッスン費用や事務所に所属する為に必要な費用の話は全く無く、彼女にとっては好印象だったようです。 それから一ヶ月ほどして彼女の父から連絡が入った。 彼女は具体的な話を聞きに再度事務所を訪問したところ、結局高額なレッスン費用が必要という説明を受け、また地方からの通いも難しいことから、その事務所を諦めたという事でした。 確かに何処の事務所に登録するにしても、宣材制作費や売込み活動、マネージメント等に費用が必要なのは当然で、自分で希望するジャンルにおいては自前でレッスンをするのも当たり前の事ですが、やはり相場というものと、自分でもある程度教室を選択できるという条件も考えなくてはいけません。 しばらくして、彼女と父が上京した際、私と付き合いのあるタレント事務所の社長(女性)を紹介したところ、急遽面接ということになってしまった。 その結果、彼女の希望と彼女の父も、女性社長というところでも安心できそうと納得したらしく、後日その事務所に正式に登録(有料)した。 それから約1年、地方の専門学校に通いながら事務所が紹介するオーディションを受け、現在では映画出演(準主役、収録済み未公開)、某テレビ局の企業向けCM(準主役)やテレビCMなどにも参加し、最近ではテレビ出演(エキストラではない)も増えて活躍しています。 勿論、各オーデションで選ばれるのですから、本人の天性の能力と努力が結果につながっていることは間違いありませんが、事務所の選択は非常に重要なファクターであることは間違いありません。 ちなみに彼女は専門学校に通っているので、今のところ特別なレッスンは受けていないようですが、現場での実践が何よりの勉強になっているようです。 【ご用心・ご用心・ご忠告】 ◆タレント・スカウトマンの悪巧み 渋谷のよく行く中華飯店で食事をしていると、隣のテーブルでは、2人の男性が何やらアンケート用紙のようなものを数枚広げて話をしていた。 この人たちは、はどうもタレントのスカウトマンらしく、つい気になり聞き耳を立ててしまった。 若いスカウトマンの話・・・ ポラロイド写真と一緒のアンケート用紙のようなものを見ながら「この子どう?」 「なかなか良い子で・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「ふぅ〜ん、じゃあビキニ大丈夫だな・・・・・」 「ビキニが大丈夫なら下着もOKだよね・・・・」 「いけると思うよ・・・・・」 「じゃあAVまでいけるな・・・・・・・」 「大丈夫だと思うよ、契約書かませるから・・・・」 「じゃあ、この子はそっちで行こう・・・・」 [5〜6社廻せば5〜60万にはなるな・・・」 え! それって? まさか。 あれ〜可愛そうだなぁ〜 と思っていると、その子のアンケート用紙が見える(汗) スカウトマンは次の用紙を見ながら、また作戦を練っているようなので、チラッと覗き見をして電話番号だけを記憶して箸袋にメモ。 自宅へ戻り気になるので電話をしてみる。 電話口には若い女性の声 「初めまして、突然ですみません。 いたずら電話ではありませんから切らないで下さい」となぜか焦りながら・・・・・ 「今日渋谷か原宿でスカウトされましたか?」 「いいえ、出かけませんでしたので・・・・・」あれ!番号違ったかな?と思っていると・・「妹なら行ったかも?」ということで妹さんと代わる。 すると、「原宿を歩いているときスカウトされ写真を撮られた」と言い、来週面接する事になっていて、先ほども確認の電話連絡があったとのこと。 いたずら電話だと思われたくないので慎重に・・・・ 実は偶然この様な話を聞いたもので余計なことと思いましたが・・・ とスカウトマン達の話を説明する。 電話口では驚きと、やや涙声と電話番号を知られているのでどうしょう? などと恐怖を感じているのが伝わってくる。 私が言えることは、もう自分は一切の電話に出ないこと、田舎に帰ったと言うなど、嘘でもついて諦めさせるしかないでしょう・・・と電話を切った。 きっと私のことも怪しいと思ったでしょうね。 その電話番号は捨てたので、その後どうなったかはわかりませんが。 ◆タレント専属契約書 私の友人が、あるオーデションで最終選考まで残った。 数百名の中から数名という事である。 このチャンスは逃せない、と喜んで連絡が来た。 話を聞いてみるとオーデションで選ばれた人は必ず大手映画会社の関連事務所へ登録することになっていた。 早速どのような事務所かを調べてみると・・・あれ?PCで検索しても引っかからない。 しかしオーデションは確かに行なわれた様子。 事務所に電話して尋ねてもらうと、今設立準備中とのこと、それでは契約書はどのような内容かと聞いてもらうとはっきりしない?様子。 何度か担当者と連絡をとってもらうと面倒くさそうな様子、とりあえず契約書を送ってもらう。 すると通常ありえるような内容でしたが、複数年契約で専属、他の仕事は出来ないような文章、というよりも会社に都合のいいことばかりで肝心な仕事の内容(女性なので露出とか重要)についての記述は見当たらない。 う〜ん困ったとアドバイスするしかありません。 実は、以前これに似た契約書を見たことがあった。 やはり街でスカウトされ専属モデル契約をした子がいた。 これはその女の子の話ですが・・。 事務所と専属モデルの契約をしてから、数回は普通の写真撮影会(ビキニ有り)のようなものや、動画での撮影、将来的には映画出演や、DVD制作の話があって喜んでいた。 そんなある日、動画の撮影のためにスタジオ入り。 それで撮影が進むにつれて徐々に露出が多くなり全裸の方向へ。 撮影内容が良く理解できないので、マネージャーにこれ以上は出来ないと言うと、そんな事言われては困る!出来なければ契約違反となり損害賠償金(今回の撮影経費等約100万円)が発生すると脅かされたけれど、ギャーギャー泣きわめいてやっとの思いで逃げて帰ったという。 その後、弁護士を入れて損害賠償の話し合いが行なわれたが、相手の会社も登記もしていないいい加減な事務所だったので事なきを得た。 もし現場で脅かされ、逃げる事が出来なければと思うとゾットする事件である。 契約書の解釈によってはこの様な可能性もあるため、契約書についてのやりとりを何度かしているうちに、担当者が面倒になったのか不機嫌な様子で 「貴方やる気あるの!?」 などと言われ、それ以来連絡をしていないし、向こうからも連絡が来ないという。 また、このようなスカウトやオーデション、タレント事務所などについて情報を交換するサイトもあり、同じ事務所に対して不安を訴える書き込みなども見つかった。 他にも不安をかかえる人の書き込みの中には、明らかに事務所関係者と思われる書き込みもあり、なかなか興味深い。 もしスカウトやオーデションで「貴方は何人中何人に選ばれました」などの連絡が来たら、一度このようなサイトで尋ねてみてはどうでしょう?中には「5人選ばれました」という人が、何十人もいるかも知れませんね。 ◆詐欺まがいタレント事務所 だいぶ前にCMタレント専門の事務所を手伝っていた時のお話ですが・・・。 そこは渋谷から東急新玉川線で1個目の池尻大橋駅から徒歩6〜7分ほどのマンション(2LDK)に事務所を構え、社長と呼ばれるT氏と人の良さそうな事務員?らしき女性しかいない出来たての事務所でした。 CMタレント募集中というチラシを渋谷センター街を中心に配り、興味のある人をそのまま事務所に案内して、CMタレントの仕事について説明する。 そんな一見怪しいチラシでも、繰り返していると意外に反応があり、またT氏の巧みな話術で有料ながら登録者は増えていった。 登録者は男女で、もともとタレント志望者や、のりの良い若者、バイト探しの人など様々で、中には登録費用が払えず事務所でアルバイト(事務、チラシ配り、スカウト)をする若者も現れ、徐々に活気のあるタレント事務所らしい雰囲気になってきた。 T氏は以前レコード歌手だったという事で、当時のチラシなどをさりげなく見せたり、カラオケなどではさすがに歌が上手で信用につながった。 T氏曰く「自分は芸能社会からは引退したが、某レコード会社やテレビ局にも友人が多く、以前からタレントを紹介してほしいとの依頼があり、それで事務所を立ち上げてタレントを育てて行きたい」と言っていた。 この事務所への登録費は安い設定だったが、CMのオーデションには必ずプロモーションビデオが必要と説得して、30万円以上の費用を提示してローンを組ませるなどしていた。 しかもそのプロモーションビデオ制作は素人の私やアルバイトが、少し高級なハンディカメラで撮影や編集をしていたので利益率は非常に高いものでした。 こんな高額な費用でも、話の上手なT氏に説得され毎月数組が契約するようになる。 それに味をしめたT氏は、プロモーションビデオ制作は金になると喜び、スカウトを増やす。 ちなみにT氏の殺し文句は 「CMタレントとは、ハゲでも髪がふさふさでも育毛剤やカツラのCMに使えるし、痩せでもデブでもおばさんでも、誰でもCMタレントとしての需要はある。」 ということで、ついなるほどと思ってしまう。 また一日何度も放送されるCMがきっかけで、タレントへの路が開ける可能性が高いことから、CMは人気がありタダでも出たい人は沢山いる。 「私には業界にコネがあり有利である」等々・・・・どこかで聞いたことがありそうな話ですが。 チラシの効果とスカウトにより事務所への登録者も増えてはいったが、数ヶ月経過するも一向にCMオーデションの具体的な話がない。 内部にも「本当かなぁ〜?」と疑問視する声が出始めると、T氏はオーデションのリハーサルと称し音楽業界者という友人を面接官にみたて、面接の真似事などをやり始めた。 また、以前から話のあった某大手製薬会社のドリンクCMで押していた子が、最終選考まで通った。 そして女の子に「来週面接が決まったが、提出した宣材よりも太っているのでもう少し痩せないとまずい」と急にダイエットをさせる。 しかも面接前日には「この状態ではとても面接は無理」と本人に辞退を通告する。 本人は自分の努力が足りなかったと自分を責め、事務所にも迷惑を掛けたなどと反省していたが・・・・私にはどうみてもT氏の作り話だとしか思えなかった。 また、後で聞いた話だがT氏が気に入った女の子をテレビ局や大手広告代理店に連れて行き信用させたりしていたようだ。 女の子曰く「一緒について行ったとき、いろんな人と挨拶をしていた」とのこと。 しかしテレビ局内で「どうもお世話になっています〜」 と誰かに声をかければ、大体は 「あっ!お世話になります」 と返事が来るもので、その後女の子に 「今のは某番組のプロデューサー」 などと適当な事を言って信用させたものと思われる。 さらに、信用した女の子を口説き、肉体関係をもった後、事業拡大の話をしては100万円単位でお金を借りていた事が後に分った。 しかも複数の女の子からである。 なんとなく不信感をいだいた私に対しT氏の嘘が発覚した。 それは、以前私の友人がプロデューサーを務める大手CM制作会社をT氏に紹介したことがあった。 しばらくしてから、私が知らない間に所属している女の子と、その会社に行っていた事を聞いたので、T氏に「どうでした?」と聞くと、以前私が紹介したプロデューサーと会って「CM制作の話をしてきた」と言う。 しかしその時期には、友人であるそのプロデューサーは急病で亡くなっていた。 一緒に行った女の子に詳しく状況を聞くと、重要な打ち合わせなので車の中で待つように言われ、社内には入らなかったが、凄い会社と仕事をしている―と、ますますT氏を信用したという。 これがきっかけで他のスタッフにも問いただしたところ、T氏は私に対し次々と嘘をついていたことが分り、私はその事務所の手伝いを辞め、所属している女の子達にも注意した。 しかし、私が辞めた理由は事務所の女の子に手をつけたという話になっていたことと、T氏を信用した方が得という気持ちから、私の話に耳を傾ける人はいなかった。 皆が騙されたと気づいたのは、その年の暮れ、事務所主催のイベントのため関係者全員が会場に集まっている間に、T氏が事務所(マンション)から全ての家財を持ち出し夜逃げしてからである。 その後、お金を騙し取られたと確信した人たち数名と、何度か警察に被害届を出しに同行したのだが、事務所が存在したこと、内容はともかくプロモーションビデオなど実際制作していた事、お金を貸した人については愛人関係にあったこと等々、詐欺と立証するのはほとんど可能性が無いと、どこの警察も取り合ってはくれず泣き寝入りである。 今も、どこかで同じような手口で夢を餌に金を巻き上げている事でしょう。 芸能界に興味のある皆さん、この様なことが現実にありますので、くれぐれも気をつけていただきたいものです。 (以上、秋葉応援団・秋ちゃんの体験談から) もどる |